ベスタティへのリベンジに向け海人が10月大会でのランキング1位の選手との対戦をアピール【SB】
シュートボクシング(SB)の「SHOOT BOXING 2024 act.4」(8月17日、東京・後楽園ホール)のメインイベントでSB世界スーパーウェルター級王者の海人(TEAM F.O.D)が元GLORYライト級6位のドラゴミール・ペトロフ(ブルガリア)と対戦し、2RでKO勝ちを収めた。 海人は昨年8月にGLORYライト級(70kg)王者のテイジャニ・ベスタティに挑戦するも無念の敗戦。ベスタティへのリベンジに向けて“GLORYからの刺客”との対戦が続いたのだが、前戦となった6月大会では元GLORYライト級9位のアルマン・ハンバリアンを左フック一発でマットに沈めた。今回対戦したペトロフは元ライト級6位とハンバリアンよりも上位のランカーで、GLORYだけでなくブルガリアの格闘技イベントSENSHIの-70kg王座も保持する強豪だった。 1R、ともにオーソドックスの構え。いきなり両者のパンチが交錯。海人のローにパンチを合わせるペトロフ。ペトロフの右フックをスウェーで交わす海人。海人は右のパンチからから左ボディーのコンビネーション。ペトロフも左ボディー。海人はフェイントから左ボディーストレート。打ち合いから組み付くペトロフを押し倒す海人。パンチが交錯。海人が左ボディー。ペトロフが左右のフックを連打もがっちりガードの海人。海人は右ハイ。続くミドルをキャッチのペトロフ。海人がワンツーを的確に当てていく。オープンスコアはジャッジ3者とも10-9で海人。
2R、海人のローにパンチを合わせるペトロフ。海人はがっちりガード。なおもパンチで前に出たペトロフ。組み止めた海人がムエタイ流のこかしを見せると倒れた際に腰を痛めたペトロフは立ち上がれず。10カウントが数えられ、海人のKO勝ちとなった。 この裁定については和田良覚レフェリーは「SBは投げが認められており、投げられて立てなかった場合はダウンになる」と説明した。 海人は試合後のマイクで「ちょっと皆さんに物足りない試合を見せてしまったと僕自身も思っています。でも下位の選手とは僕はもういいかなと思っているので、10月はランキング1位の選手とやらせてもらって、12月のGROUND ZEROでベスタティとGLORYのベルトをかけてできたらと思っています」と次戦でのランキング1位の選手との対戦をアピールした。 なおSBはこの日の大会中に12月26日に東京TDCホールでビッグマッチ「GROUND ZERO」を開催することを発表している。