「苦手科目が好きになる」東大生がお薦めする6冊主要5教科を勉強する面白さを教えてくれる本
この本はタイトルのとおり「生物と無生物はどう違うのか」という問いに対して、本気で研究する姿や、その結果が描かれているのですが、その研究過程が読んでいてとても面白いのです。 「最先端の研究をしている人たちは、こういうことを考えながら実験をして、このような喜怒哀楽があるのか」ということがありありと伝わってきて、ページをめくる手が止められなくなります。理科の勉強をしていてもわからないような、研究者の苦悩や苦労、そして喜びがわかる1冊です。ぜひ読んでみてください。
国語:日本語チェック2000辞典 最後は、『日本語チェック2000辞典』です。この本は、誰もが知っている言葉の意味が、辞典のように「あ行」~「わ行」まで載っています。 問題形式で「この言葉の意味は?」「これは正しい? 間違っている?」というチェックがあり、そのチェックの答えと合わせて言葉の勉強をすることができます。語彙力をアップさせるためにはとても参考になる1冊です。 語彙力の勉強は、とても重要なものだと思います。僕はもともと偏差値35で、国語がどうしても好きになれませんでした。文章を読んでも、なかなか頭に入らず、勉強しようという気にはなれませんでした。
ある時そのことを予備校の先生に相談すると、「じゃあとりあえず、この本を読んで、語彙力をつけるといいよ」と言われました。言葉の意味を深く理解すれば、相手の言っていることもよく理解できるようになります。 頭のいい人が、どういうふうに言葉を選んでいるのか。「信用」と「信頼」、「矜恃」と「プライド」など、これらの言葉をどう使い分けているのか。それが理解できるようになると、文章もどんどん読めるようになるよ、と先生に言われて、その言葉どおりに勉強した結果、国語は僕の得意科目になりました。
西岡 壱誠 :現役東大生・ドラゴン桜2編集担当