「古いとか新しいとか関係ないです。中森明菜は」 「2024年の復活劇」で明菜ちゃんがファンに与えた衝撃ーー今年はたくさんの歌声と元気な姿を披露してくれた
「古いとか新しいとか関係ないです。中森明菜は」 ラジオで呟いた、ミッツ・マングローブの言葉がすべてだろう。 個人的には『TANGO NOIR』に悶えた。衣装が重く、最後ののけぞるポーズで動けなくなり「誰か助けてください……」となったエピソードを話す明菜ちゃんは茶目っ気たっぷり。声を出して笑ってしまった。こんなに面白い人だとは! ■香取慎吾を歓喜させた『TATTOO』 ラジオで明菜自身が1曲目に選んだ『TATOO』は、1988年、21枚目のシングルだ。この歌に惚れこみ、ずっとカバーのチャンスを待ち望んでいたというのが、香取慎吾である。それがついに今年叶っている。しかも中森明菜本人と一緒に歌うという最高の形で!
11月27日発売の3rdアルバム『Circus Funk』に、『TATTOO(feat. 中森明菜)』として収録。11月8日にシングルとして先行配信されている。 SOIL&“PIMP”SESSIONSのアレンジにより、腹にくる重量感と脳天からアドレナリンが噴き出すアッパー感が一緒にくるような、最高にパラダイスな曲に仕上がっている。特にサビでの香取と中森のユニゾンは圧巻だ。 レコーディングは2人向き合って歌い、それを収録するという異例なスタイルに。香取慎吾はこのときのことを、自身の公式YouTubeチャンネルで興奮気味に語っている。
「明菜さんが『1回どういう感じなのかを観たいから、まず一緒に歌ってみたい』となって、2人で向かい合って、歌うわけですよ。緊張というか、夢のような。(中略)よし、本番、レコーディング。(ブースに残るのが)明菜さんが先か、僕が先か、となったとき、『いい、このままいきましょう』って。そのまま2人で向き合って」 そして、 「(「Circus Funk」は)よし、もう、僕はこれからも歌っていくんですよ、ステージに立って歌い続けるんです、っていう思いのアルバムなんです。そのアルバムに明菜さんが来てくれて、本当に幸せです、とお伝えしたとき、(僕の)ほっぺに手を当てて『もちろんだよ。頑張ってください』って……。もう涙。頑張れちゃうよね」