ロッテ・佐々木朗希、初の危険球退場 優勝の可能性が完全消滅も吉井監督「まだCS争いがある」
◇15日 西武7―1ロッテ(ベルーナドーム) ロッテの佐々木朗希投手が先発し、プロ5年目で初の危険球退場となった。7回先頭の野村大に139キロのフォークが抜け、頭部を直撃。6イニング3分の0を4失点(自責点3)で今季5敗目を喫し、自己最多タイの9勝目は持ち越しとなった。 ◆ごめんなさい…帽子を取る佐々木朗希【写真】 危険球について「申し訳なかったと思っています」と謝罪した佐々木は「ランナーがたまった場面でなかなか三振が取れなかった。前に飛ばすと、やっぱりいろいろ起こると思うので。最後三振を取って、切り抜けられなかったところが点数を取られた要因かなと思います」と反省を述べた。 この日はドジャース、カージナルス、ヤンキースなど米大リーグ6球団の関係者が視察。中でもパドレスはA・J・プレラー・ゼネラルマネジャー(GM)、レンジャーズもクリス・ヤングGMら編成トップを派遣した。しかし球速は最速158キロどまりで本来の投球を披露できず、チームは優勝の可能性が完全消滅。吉井監督は「みんな一生懸命やってくれたんですけども、これはもう結果ですし、しっかり受け止めて。ただ、まだCS争いがあるので、勝つために執念を燃やしていきたい」と目標を切り替えた。
中日スポーツ