「グニュ」「最悪や…」固着したネジをナメずに外すテクニック「助かる」「やってみよ」
マイカーのメンテナンスは自分で実施する! という、カーメンテDIY派の方であれば「ネジが固着して外れない…」といった経験が多少なりともあるのでは? そんなときに多いのが「ネジがナメてしまった…」という悲劇。では、そうならないようには何を心がければ良いのだろうか。 【写真】「やっちまった…」ネジをナメずに外すテクニック
+ネジはナメやすい!確実に外すためには…?
数あるハンドツールの中で、ドライバーはもっとも使用頻度が高い物の一つにあげられる。 ところが、意外に正しい使い方をしている人は少ない。ネジを緩めたり締めたりするときはグリップ後端を手の平で押し付けながら回すのが基本!押し込みが弱いと先端部がネジ溝を乗り越えてしまうからで、それを防ぐため握り方にも基本があるのだ。 また、ネジへの適合サイズを誤るとガタついて力が入らないばかりか溝を潰してしまう。このため、ピッタリはまり込むサイズを選定することが大切。適合サイズに多少の前後はあるものの「大は小を兼ねる」というわけにはいかないのだ。 クルマに利用されているネジのサイズは3~6mmの範囲で、これに適合するドライバーを揃えると最低でも3本は必要となる。ネジを脱着するときは、ピッタリ適合するドライバーを選定したい。 とはいえ、基本に忠実に行っていても、固着してどうしても外れないというケースもままある。そのようなときは無理は禁物だ。固く締まったネジの外し方は基本的なドライバーの使い方とは異なるので、溝を漬してしまう前に適切に対処したい。 なお、その対処法には整備用ドライバーゆえに可能な方法と、専用ドライバーを使用する方法がある。さらに溝が漬れたネジを外す方法も、実はあるのだ。
ドライバーの正しい扱い方「ネジを外す」
ドライバーは整備用途に限らず家庭内にも必ず1本や2本は存在する。棚やカーテンレール、そして電気機器と、何をするにしても最低限必要となる工具といえる。しかし、家庭向けの製品は強度が低く仕上げが雑、それにサイズ自体がいい加減という例もある。整備には整備向けドライバーを用いるのが原則だ。 ネジの頭の溝にピッタリはまるサイズを選定し、ネジに対して垂直な状態を維持。グリップ後端を常に押し込むように力を入れて回す。これがドライバーの使い方の基本。なお、ナメる間には「グニュ…」とした感触があるので、そう感じたときはただちに止めることが肝心だ。