両陛下、“ゆかりの地”イギリスへ……ようやく叶った国際親善訪問 23年前に「次回はぜひ皇后と2人で」【#みんなのギモン】
■2001年の訪英時に陛下が語ったこと
加納解説委員 「今回のイギリス訪問は、両陛下にとって特別な思いがあるんです。陛下が2001年にお一人でイギリスを訪問した際に、『今回は単身で来ることになりましたけれども、次回はぜひ(皇后と)2人で一緒に来ることができたらと思っております』と述べられていました」 「国際親善としてお二人での訪問が、ようやく叶うんですね」 森アナウンサー 「今回、お二人にとって特別な訪問だということがよく分かりますよね」
■宮内庁担当の解説委員が注目する点
加納解説委員 「報道局社会部で宮内庁を担当する笛吹雅子解説委員に聞きました。晩さん会での陛下のお言葉が最大の注目ポイントだといいます」 笛吹解説委員 「天皇陛下にとって、亡くなったエリザベス女王やチャールズ国王は、留学中など家族のように温かく接してくれた恩人であり、イギリスは青春時代に代えがたい経験をした大切な地。これまでの感謝を伝えられる温かい機会になると思う」 「その上で、先の大戦中の冷え切った関係を乗り越えて、戦後生まれの天皇陛下として、今後の日英の関係にご自身が果たされたい役割をどのように語られるか」 加納解説委員 「次世代の交流について折に触れて語ってきた陛下のお言葉に、笛吹解説委員は注目していました」 鈴江アナウンサー 「皇室ジャーナリストの久能靖さんは、陛下がイギリス留学で学ばれたイギリス王室のあり方というのが、(日本の)国民の中に入っていく、開かれた皇室につながっているのではないか、とおっしゃっていました」 「そういう意味でも、陛下にとって思い出とゆかりのある地でどんな言葉を紡がれるのか、平和な社会に向けてどんな言葉を発せられるのか、注目したいと思います」 加納解説委員 「両陛下の国際親善訪問は、去年のインドネシア以来、即位後2度目となります。ゆかりのあるイギリスでどのような交流が行われるのか注目です」 (2024年6月4日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
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