通勤電車では立つべき? 実は“痩せるチャンス”だらけだった! 電車の中で出来るエクササイズを専門家が解説
「満員電車での立ち方を工夫することで、誰よりも良い姿勢を保ち、腹筋を強化する絶好のチャンスに変えることができます」と話すのは、ヘルスコーチで何人ものクライアントさんのダイエット指導をしてきたAYUMIさん。 【動画】運動不足も解消!効果的なトレーニングの方法 そこで、今回は通勤中にできるエクササイズ体験談を教えてもらった。 ▼AYUMI NYの栄養学校にてホリスティックヘルスコーチの資格を取得、栄養指導者として女性たちの人生向上をサポート。世界100種類以上の食事理論、ライフスタイル、文化に精通する経験から、個人カウンセリング、企業プログラム、商品企画、など多方面で活躍中。
通勤電車は立つべき?
私は7cmヒールを履いて満員電車の中に立っていました。姿勢を低くして、次に到着する駅まで残り何駅かを数えながら、イヤホンから流れる音楽に集中しようと努めていました。しかし、音楽に心を委ねることもできず、ただ一刻も早くこの場を離れたいというストレスに心が押し潰されそうになっていました。 そんな中、電車が激しく揺れたため、倒れないようにお腹に力を入れ、体幹を使ってしっかりと立ちました。すると、不快感は一転して、内側から湧き上がる自信のような爽快な気持ちが生まれました。周りの状況は変わらぬままでしたが、私の気持ちは一変し、「身をかがめるよりも姿勢を正して立った方が居心地が良くないかもしれない」と気づいた瞬間でした。
電車でできるエクササイズ法
1. 膝をピンと伸ばす 最初は自信なさげに立っていた私は、まず膝をピンと伸ばし、ふくらはぎに力を入れました。その結果、自然とお腹に力が入り、背筋が伸びて胸が広がり、肩が落ちて首が長くなるような感覚になりました。これだけの動作で、姿勢が真っ直ぐになったような感覚に浸れました。前後左右に人が多いため、手は胸の前で重ね、周囲の人に触れないようにしながら、電車の揺れを体幹でコントロールすることに挑戦しました。 2. おへそから指4本下部分に力を入れる お腹に力が入っていないと、電車のわずかな揺れでもバランスを崩し、倒れそうになりがちです。そこで、お腹に力を入れてみると、姿勢が改善され、揺れに左右されにくくなりますが、特におすすめなのは、おへその下、指四本分の部分にしっかりと力を入れることです。この部分は「関元」と呼ばれるツボで、便秘、膀胱炎、胃腸の不調、生理不順などに効果があるとされています。ただし、膀胱に近いため、トイレに行きたくなることがデメリットかもしれません。皆さんも今、試しにこの部分に意識的に力を入れてみてください。姿勢がぐっと良くなるのが感じられるはずです。この部分は全身の気の巡りにも効果があり、良いエネルギーをコントロールする重要なポイントです。ここに力を入れて立つことで、より力強く、気持ち良く立つことができるようになります。