レアル・ソシエダ、国立での東京V戦はミドル2発で勝利!久保建英は持ち味発揮も後半早々に交代
レアル・ソシエダが29日、『REAL SOCIEDAD JAPAN TOUR 2024』で東京ヴェルディと対戦した。 【動画】久保建英がキレキレドリブル披露! 日本代表MF久保建英らを擁するスペインの名門レアル・ソシエダは、2023-24シーズンのラ・リーガを6位でフィニッシュしてヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得。ラ・リーガでのシーズンを25日に終え、直後に来日して29日に東京Vと対戦した。 ミケル・オヤルサバルらEURO2024に向けたスペイン代表候補の選手たちが帯同メンバーから外れている中、東京V戦に向けてソシエダは久保やアルバロ・オドリオソラ、ブライス・メンデスをスタメン起用。対する東京Vは明治安田J1リーグの開催期間真っただ中ということを考慮してか、染野唯月や森田晃樹らをメンバー外とし、山見大登や深澤大輝らを先発起用している。 試合の立ち上がりは東京Vが強度の高いプレスを前からかけていくがソシエダは落ち着いて対処。ブライス・メンデスが頻繁にボールに絡んでテクニックを発揮し、繋ぎながらチャンスを作ろうとする。注目の久保は8分、右サイドで前を向いたところからスルーパスを供給すると抜け出したオドリオソラがクロスを上げたが味方には合わない。 14分にも東京Vのプレスを受けてボックス内でディフェンスラインの選手がチェックを受けたところから久保らが絡みながら素早く連係。次々とボールを繋いで最後はオドリオソラがボックス右からシュートを浴びせたがGK長沢祐弥に阻まれる。直後にもカウンターからアリツ・エルストンドのミドルシュートが右ポストを叩いた。 前半半ばごろからは山見を中心にゴールに迫るシーンも作る東京Vだったがソシエダから主導権を奪うには至らず。そして45分、左サイドからのクロスがクリアされたところを拾ったウルコ・ゴンサレスがボックス手前中央やや距離のある位置から右足を強振。GK長沢が触れたものの勢いを殺し切れなかったボールがゴールに吸い込まれる。 リードして試合を折り返したソシエダは後半開始早々の48分に久保をミケル・ゴティと交代。前半中も相手の股を抜くドリブルなど随所で華々しいプレーを披露していた久保には観客から大きな拍手が送られる。 互いに選手を入れ替える中で徐々に東京Vがチャンスを増やしていく。66分には途中出場の木村勇大がボックス内でソシエダDFのバックパスをカット。こぼれ球に反応した河村慶人がシュートを浴びせようとしたが寸前でクリアに遭う。 そして、終了が近づくにつれて激化していった試合だが東京Vがネットを揺らすことはなく、終了間際の91分にはボックス手前中央のアルセン・ザハリャンが右足のミドルシュートを決め切る。直後に終了の笛を迎え、ソシエダが2-0で勝利を手にしている。