硬い表情できっぱり否定 大谷選手、12分の経緯説明
【ロサンゼルス共同】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手(29)は25日、元通訳の水原一平氏(39)の違法賭博問題について初めて報道陣に対応し、自らの賭博関与を明確に否定した。硬い表情ながらも、きっぱりとした口調で約12分間、経緯を説明。心境を語る際には言葉に詰まる場面もあった。 ロサンゼルスの本拠地球場の会見室には約80人の報道陣が詰めかけた。青いパーカ姿の大谷選手は手元のメモを見つつ「僕はスポーツ賭博にもちろん関与していないし、送金していた事実は全くありません」と断言。手ぶりを交え、同席した通訳の言葉に時折大きくうなずく一方、何度も唇をかんだ。水原氏とは長年、苦楽を共にしてきただけに「(感情を)うまく言葉にするのは難しい」と、会見の終盤に苦悶の表情を浮かべた瞬間もあった。 全国紙USAトゥデー(電子版)は注目を集めた会見に「暗い秘密が暴露されることもなく、刺激的な告白や謝罪もなかった」と表現した。