国内史上最高・賞金総額4億円「前澤杯」新設 前澤氏所有プライベートコースで開催/国内男子ゴルフ
日本ゴルフツアー機構(JGTO)は18日、来年の男子ツアー日程を発表し、衣料品通販大手ZOZOの創業者で、実業家の前澤友作氏(49)が企画する「前澤杯 MAEZAWA CUP」が新設大会として加わった。プロアマ戦を含めると4月14~27日の2週間の日程で、前澤氏が所有する千葉・睦沢町のプライベートコース「MZ GOLF CLUB」で開催される。プロアマ戦は最長10日間と異例の規模で行われ、賞金総額は国内史上最高の最大4億円となる。 プロアマ10日間、ラウンドガール帯同 列島を盛り上げる異色の大会がベールを脱いだ。今季と同じ24試合が組まれた来季男子ツアーの目玉は、開幕2戦目に行われる「前澤杯」だ。 「『経済がしっかりと回る大会』を目指し、持続的にツアーを盛り上げていく一役を担えれば」 前澤氏がコメントした。大会はベストスコア69の腕前を持ち、ゴルフ好きとして知られる同氏の主導で開催される。 異例ずくめの大会になる。賞金総額は最大4億円(優勝賞金は最大8000万円)。海外との共催を除き、今季の最高総額は「日本オープン」の2億1000万円、史上最高額は1998年「ダンロップフェニックス」の2億5000万円で、それらを上回る。さらに「プロアマ戦」は最長10日間が予定され、本戦も含めて全組にスコアボードを持つラウンドガールが帯同して大会を盛り上げるという。 驚くべきは国内男子ツアー初の2週間開催。プロとアマチュアゴルファーの懇親ラウンド「プロアマ戦」は開幕前日などに1日だけ行われるのが一般的だが、最長で10日間の実施となる。 参加権は1日最大50組、1組(最大3人)100万円で一般販売され、一緒にラウンドする選手をオークション形式で決めることも発表された。ツアー通算20勝を数える石川遼(33)=CASIO=ら人気選手の入札額は100万円以上となることも想定されており、これらが高額賞金に充当される。 前澤氏は過去のプロアマでプロの技術を目の当たりにし、「プロアマの感動を皆さまにもお届けしたい」と、通常は招待されなければ参加できない出場権の販売に踏み切った理由を説明した。