【独自解説】青山繁晴氏が吠えた!「派閥は諸悪の根源」「必ず派閥全廃を実現する!」 今自民党で何が!?自民党現役議員と政治ジャーナリストが舞台裏を解説
Q.今回、政治資金規正法が連座制まで行けると思いますか? (田﨑氏) 「連座制にピタッとはまるものではないかもしれませんが、政治資金規正法の25条で、『政治団体の代表者は、会計責任者の選任及び監督について怠慢があった場合罰せられる』となっています。『選任及び監督』と“及び”がついているので、両方について怠慢がないと罰せられないので、これを“or(または)”にすれば、事実上の連座制になると思います」
次期総裁選への影響は?青山氏宣言「(派閥全廃は)必ず実現します」
Q.麻生派・茂木派が解散しないとなると、岸田首相の再任に「?」が付くのではないですか? (田﨑氏) 「もちろん『?』が付きます。麻生副総裁や茂木幹事長の認識は、今後の岸田首相の出方によるなということです。何にも相談なしに、自分たちに影響のあることをしたので、この後岸田首相が自分たちにどう接してくるか?その象徴が、岸田首相と麻生副総裁の会談だったと思います。岸田首相の方から呼びかけて、麻生副総裁に『引き続きよろしく』と言う機会だったと思うんです。これがうまく行くのなら、岸田首相が立候補した時に麻生副総裁が支持する可能性もありますが、岸田首相をだめだと思って茂木幹事長を支持するかもしれませんし、別の人かもしれません。麻生派は56人いるので強い影響力を持つと思います」 Q.麻生副総裁の判断基準は何ですか? (田﨑氏) 「きちんと政策を実行しているか?ちゃんとした政策をしているか?外交がきちんとできているか?というところと同時に、国民から支持されているかを見極めると思います」 Q.麻生派・茂木派は存続の意向ですが、どうやって派閥を全廃させるのですか? (青山議員) 「まず、(派閥全廃の)声が出ているということを知ってもらうために15人集まってもらって会議体にしたのですが、最終的には岸田首相が総裁としての権限を持っているので。その後も、私的な集団が党中党になっていて、『いつの間にか公党を支配しているのをやめましょう』と言ったら、麻生副総裁も茂木幹事長も納得しないでしょうか?必ず実現します」 Q.青山議員の話を聞いてどう思いますか? (田﨑氏) 「自民党は、青山議員のような人もいるし、麻生副総裁や茂木幹事長の様な人もいるので、混在しているのがいい政党だと思います。そこで議論しながら新しいものを作っていくなら、今回の派閥解消も大きな意義があると思います」 (「情報ライブミヤネ屋」2024年1月22日放送)
【関連記事】
- 【激論バトル】「派閥なんか必要ない!」泉房穂前明石市長VS. 「派閥がダメなわけではない」石原伸晃元自民幹事長 安倍派の“裏金事件”巡って忖度なしの大激論
- 【警鐘】トランプ氏と中国が手を組む最悪なシナリオも…中国国内で削除された習近平側近による“台湾統一戦略”に関する文章を入手!「新型統一戦争」呼ばれるその緻密な計画とは…?【独自解説】
- 【独自解説】「困窮型」「便乗型」「ストレス型」シフトする“被災地犯罪” 能登半島地震でも悪質な手口が多発…減災復興の専門家が指摘する、デマが広がってしまう事情
- 【独自解説】2024年大変革 知らないと損! 大きく変わる暮らしのお金 定額減税の効果は疑問だが給付金は一定の効果あり NISAは政府の大盤振る舞い? 経済の専門家が解説
- 【特集】今注目浴びる“遺体ホテル” 「一週間待ちは常識」“多死社会”で長期化する「火葬待ち」 誰が、どのように活用するのか?そのサービスを深堀取材