胃腸のトラブルは、「膝下さすり」「お腹で円を描く」運動で「脾経(ひけい)」を整えて緩和!【五臓ヨガ考案者、鍼灸師のSatoshi先生直伝40代、50代のセルフコンディショニング⑯】
胃痛、便秘や下痢など、胃腸の調子が悪いと生活に支障が出てつらいもの。東洋医学とヨガを掛け合わせた五臓ヨガの考案者であり、鍼灸、シンギングボウル、筋力トレーニングなど、さまざまなメソッドのインストラクターでもある、体メンテナンスの専門家・Satoshi先生に、胃腸のトラブルに効果的なセルフケア法を教えていただいた。
胃が痛い…。便秘や下痢がつらい…。そんな胃や腸の調子が悪いとき、自分でやわらげる方法ってあるの?
胃の痛みや、便秘や下痢など、「胃腸」の不調やトラブルがあると、生活に支障が出るうえにストレスもたまってつらいもの。40代、50代にも悩まされている人は多いだろう。 症状が重かったり長引いたりするようなら医療機関を受診するのが一番だが、簡単にできるセルフケアを覚えておけば、一度試してみることもできる。 今回は、「胃腸」に不調があるときに効果が期待できるセルフケア法を運動の手軽さ、ケアにかける時間、ケアする場所などによって選べるよう、【初級編】と【中級編】に分けて、紹介しよう。
セルフケア法 その1/初級編
◆「胃腸のトラブル」には、「脾経(ひけい)」を刺激して整えるケアが効果的! 胃の痛み、便秘や下痢といった「胃腸のトラブル」は、「脾経」という経絡を整えることで解消できる可能性がある。 東洋医学の理論によると、「脾経」とは、足の親指から脚の内側、体の前面を通り、脇の下まで流れている経絡のこと。 ここがスムーズに流れるようになると、「脾(ひ)」=消化器全般の働きもよくなると考えられるのだ。 【初級編】では、「脾経」が通っている膝下を刺激して温める方法をお伝えしよう。
●「脾経」を刺激して整える 脾経は、消化器の働きを司る経絡のことだ。肝臓、膵(すい)臓、胃、腸などの働きにかかわっている。
●膝下をさすって、脚の内側を流れる「脾経」を整えよう 【1】 まずは足首付近を両手のひらで包み、さする。そのまま足首から膝に向かって、両手で脚をさすり上げていく。 脚全体が熱を帯びて温かくなるまでさすってOK。
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