Cookie なき未来、鍵を握るのはファーストパーティとサードパーティデータの掛け合わせ
コスト削減も可能
2社の調査からは、ファーストパーティデータとサードパーティデータをどう連携させることで、ブランドに対する評価の向上に掛かるコストを削減できるかについても明らかになった。 ブランドの好感度アップに掛かる費用を比較すると、両タイプのデータを利用した場合は1人当たり23セント(約33円)であったのに対して、ファーストパーティデータのみ利用した場合は1人当たり74セント(約107円)だった。これは、サードパーティデータのみでうまくいかないケースがないわけではなく、成果はブランドによって異なる可能性がある、と2社は言及している。 「ファーストパーティデータはおおむね、顧客がすでに知っていることへのフィードバックループのようなものだ。というのも、ほとんどの場合は、以前にすでに消費者とやりとりしたデータだからだ。どちらも、サイロ化された情報はやや限定的なものだ。だが、それを合わせてひとつにする力は、もうひとつの力を引き出す助けになる」と、ウェクスラー氏は述べた。 [原文:Study examines combining first-party and third-party data to reach wider audiences, reduce costs] Antoinette Siu(翻訳:矢倉美登里/ガリレオ、編集:分島翔平)
編集部