暑すぎるので、冷水シャワーで体を洗っています。1ヶ月間でどれだけの節約になりますか?
ここ数年、夏になると35度を超える日が頻出し、暑さで体調を崩す人も多く見られます。また、暑いと湯船につかったりお湯でシャワーを浴びたりするのが億劫になることもあるでしょう。 その際に冷水シャワーで体を冷ましたり節約したりする方も多く見られます。今回は、夏場のお風呂を1ヶ月間冷水シャワーで済ませた場合にかかる金額や節約できる料金を紹介します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
シャワーにかかるガス代はいくら?
まずはお湯でシャワーを利用する場合にかかる金額を確認していきましょう。一般社団法人プロパンガス料金消費者協会の数値によると、シャワーを10分浴びる場合のガス代金は87.3円です。 また水道代はシャワー10分が100Lと仮定したら48円かかるようです。従って、10分間お湯でシャワーを浴びると68.8円かかる計算になります。 ◆水でシャワーを10分間浴びた場合水道代のみがかかる 一方、水のみでシャワーを済ませた場合、10分間で100Lの水を消費することは変わらないものの、ガス代金が0円になります。そのため、1回でかかるシャワー代は48円です。この金額を元に1ヶ月間でどれぐらいの節約になるかを考えていきましょう。
1ヶ月間のガス代金を比較してみた
先述した金額を元に、1ヶ月間にかかるシャワーの費用を計算していきます。なお、今回は1ヶ月を30日で想定します。 ◆水とお湯でシャワーを使った場合 お湯を使ってシャワーを毎日浴びた場合、1日あたり68.8円のため30日で2064円かかります。一方で、1ヶ月間水のみでシャワーを浴びた場合、1回あたり水道代の48円のみになるため1ヶ月では1440円です。 両者を比較すると、水のみでシャワーを浴びた方が1ヶ月あたり624円安いと分かります。7月から9月までの暑い時期、3ヶ月間シャワーを水だけにした場合、1872円の節約になるでしょう。ガスを使わない分、水だけのシャワーはやはり価格を抑えられるといえます。
水のみでシャワーをするデメリット
シャワーにガスを使わない場合、1ヶ月あたり600円程度の節約が可能です。しかし、注意しておきたいデメリットもいくつか存在します。ここでは水のみでシャワーを浴び続ける際の懸念点を3つ紹介します。 ◆汚れを落としきれない可能性がある 冷水のみのシャワーの場合、体の汚れを落としきれない可能性があります。表面上の汚れは落ちたとしても、皮脂汚れが完全に落ちきらず肌トラブルの原因になることもあるでしょう。 どうしても水よりもお湯の方が汚れを落とす効果は高いため、できるなら髪の毛を洗う時だけ温水シャワーにするといった方法もおすすめです。 ◆風邪を引く可能性がある 冷水シャワーは当然ながら体を冷やします。暑い日に冷たい水を浴びると心地よさを感じるでしょう。 しかし、場合によっては風邪を引くリスクもあります。夏でも比較的気温が低い日だったり体調が思わしくなかったりする際、冷たいシャワーを浴びると風邪をひいてしまう可能性もあるでしょう。 ◆週に1回は湯船に浸かってリラックスを 冷水シャワーは暑い夏にぴったりですが、週に1回は湯船に浸かってリラックスするのもおすすめです。湯船に浸かることで毛穴が十分に開き、汚れが落ちやすくなります。 また、体が温まると血流が活性化し、リラックス効果も期待できます。「休日は湯船」などという形で、お風呂をリラックスの機会として使うのもよいでしょう。 また、湯船にお湯をはるのが難しい場合は銭湯に行き、大きめのお風呂を楽しむのもおすすめです。1人ではもちろん、家族で訪れるのもよいでしょう。
冷水シャワーは使い分けが大切
冷水シャワーはガス代を節約できるメリットがあります。また、酷暑の中の冷水シャワーは気持ちよさを感じるため夏場のみシャワーを水にして切り替えるのもよいでしょう。 ただし、毎日冷水シャワーを続けるのではなく、髪の毛を洗う時はお湯にしたり時々湯船に浸かったりという工夫も大切です。節約だけでなく、自分の健康も意識してシャワーを使いたいですね。 出典 一般社団法人プロパンガス料金消費者協会 お風呂のガス代を払い過ぎてる?コスパ最強の節約術とは 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部