政治に向き合うとなぜばかにされるのか 投票しやすい社会考える「中高で模擬投票を」
若者の投票率を上げる方法を考える講演会が、京都府向日市の永守重信市民会館であった。関西の大学生らでつくるNPO法人「Mielka(ミエルカ)」のメンバーが講師となり、投票しやすい社会について参加者が議論した。 乙訓2市1町の選挙管理委員会と明るい選挙推進協議会の主催。約30人が参加した。 講演会では、同志社大3年の加藤麟太郎さん(21)が投票行動理論を説明。参加者は6グループに分かれ、大学生とともに、年代や職業などの与えられた立場で選挙に行かない理由などを考えるロールプレーイングに取り組んだ。「地方に住んでいて投票所が遠かったり、高齢だったりすると、ハードルが高くなる」「中高で模擬投票を必須にすればいいのでは」などの意見があった。 加藤さんは学校現場で政治的話題が避けられていたり、政治に向き合う人がばかにされたりするなど若者を取り巻く環境を解説。参加者からの質問に答え「身近な話題からどれだけ政治参加につなげていけるかだと思う」と話した。