4万年前の現象知ろう 若狭町 年縞、縄文博特別展
福井県若狭町の県年縞(ねんこう)博物館と同町若狭三方縄文博物館で開かれている特別展「ナウマンゾウやネアンデルタール人が見た夜空」の開催を記念したシンポジウムが10月26日、町リブラ若狭で開かれる。専門家の講演やパネルトークがある。 2日に始まった特別展では、約4万年前の地磁気極の大移動や、それに関わるオーロラ現象について紹介している。シンポジウムは年縞博物館が企画した。 神戸大の兵頭政幸名誉教授が「水月湖の年縞が明らかにした地磁気極の高速反転」と題し講演。国立極地研究所の片岡龍峰准教授も「日本に現れたオーロラの謎」をテーマに話す。パネルトークは、同館の山根一眞特別館長が司会を務め、兵頭名誉教授と片岡准教授が「宇宙が地球環境を変える」をテーマに意見を交わす。 シンポジウムは午後2~4時。定員150人で先着順。入場無料で年縞博物館のホームページから申し込む。問い合わせは同館=電話0770(45)0456。