全校児童がサツマイモ掘り 紀北町の赤羽小「たくさん取れた」 三重
【北牟婁郡】三重県紀北町島原の町立赤羽小学校の農地で8日、全校児童20人がサツマイモ掘りを体験した。児童は土まみれになりながら、力いっぱいイモを引っ張った。 同校によると、身近な農業を体験してもらおうと、毎年秋に実施。サツマイモ産地の同町矢口地区、井土和久区長の指導の下、児童らは5月に苗を植え、各自で水やりや雑草抜きをしてきた。 収穫したイモは「紅あずま」。児童らは軍手をして約50平方メートルの農地に入ると、スコップで土を掘り起こした。協力してつるを引っ張り上げると、「意外と長い」「大きい」と声を上げた。 今年は荷台2杯分で15キロほど収穫したが、土の影響で例年より小ぶりのイモが多いという。 六年生の武岡美里さん(11)は「たくさん取れて楽しかった。ここまで大きく育っているとは思わなかった」と話した。 収穫したイモは26日、放課後の校内で焼き芋パーティーを開き、保護者や地域住民を招待して一緒に食べる予定。