《ブラジル》話題が豊富な2024年=コロニア10大ニュース=連邦政府謝罪や現役首相2人来伯
【7位】「日本政府は皆さんを後押し」=G20で石破総理ら来伯
11月にリオで開催されたG20に出席するため、石破茂総理大臣がブラジルを訪れた。石破総理はG20で国際的な課題について参加国首脳らと協議。ルーラ大統領とも首脳会談を行い、日伯外交樹立130周年に向けて、経済分野をはじめとする二国間関係の国際場裡での協力の強化を行うことで一致した。リオの現地日系人及び在留法人との懇談会では「日本政府としてこれからも皆さんの活動を後押ししていきたいと思います」と日系社会への協力姿勢を示した。また、坂本哲志農林水産大臣や石川昭政デジタル副大臣兼内閣府副大臣もG20関連会議のためにブラジルを訪れ、日系団体と交流を行った。
【8位】1世紀の節目迎えたアリアンサ=入植100周年記念石碑を除幕
第1アリアンサ文化体育協会(弓場的会長)は11月20日に北原地価造広場で入植100周年記念石碑の除幕式を行い、続いて同会館で入植100周年式典を開催した。縁の深い長野県から関昇一郎長野県副知事、山岸喜昭県議会議長、羽田健一郎長野県町村会会長ら8人の慶祝訪伯団が出席した。 同地は1924年5月、信濃海外協会が選定した土地を10月に日本から派遣された永田稠が購入契約をし、北原地価造夫妻(長野県出身)が1月20日から開拓小屋を築いて露営を始めた。その日が入植記念日となっている。 それに先立つ9月7日晩には「入植100周年盆踊り」が同地総合グラウンドで開催され、同地区人口を大きく超える4千人が参加して盛大に祝い踊っていた。11月20当日は同地の北原地価造広場で百周年記念石碑の除幕式、その後は同会館で式典および敬老会が行われた。
【9位】ブラジルは最多で270万人=日本外務省が公式日系人推計発表
外務省領事局政策課が4月、全世界の海外日系人数推計(2023年10月1日現在)を発表した。世界の日系人人口は総計約500万人で、国別ではブラジルの270万人が1位となった。 なお、ブラジル地理統計院(IBGE)が昨年発表した国勢調査の日系人数は約85万人。この差について在ブラジル日本大使館は、IBGEの統計は「日系人と自己認識している人の数」で、日本外務省推計は「日本人の血統を引くものの総計」の違いによるものとしている。