「ティファニーで朝食を」の舞台となった、美しきティファニー本店へ!
Tiffany & Co.
歴史と物語が詰まった老舗ジュエラーの本店を訪れて! インテリアの意匠、本店でしか見られない美術品レベルのアーカイブ、メゾンを愛し訪れたセレブリティや文化人の残り香など、甘美な世界を堪能できる。 『ティファニーで朝食を』のドレスがオークションに! 映画『ティファニーで朝食を』冒頭、オードリー・ヘップバーンがクロワッサンをかじるシーンであまりにも有名なティファニーのニューヨーク五番街本店。今年、4年がかりの全面改装工事を終えて、新たな「ランドマーク」として遂にリニューアルオープンした。外観は映画が撮影された1960年代の面影を残しつつ、回転ドアを通って中に足を踏み入れると雰囲気は一変。窓の形のビデオスクリーンにニューヨークの景観が映し出され、天井から明るい光が降り注ぐ。そして正面の奥には、ジャン=ミシェル・バスキアの絵画『Equals Pi,』が。そう、ジュエリーはもちろん魅力的だけれど、この店はそれだけに終わらない。最先端の現代アートが店内のいたるところに飾られて、訪れる人々を迎えてくれるのだ。 柱がなく広々とした1階メインフロア。建物が作られた1940年代、この大空間は驚異的と讃えられた。寄木細工のフローリングはその当時のオリジナルデザインをいまも踏襲しているという。
アートの見どころを数え上げればきりがない。すでにティファニーと何度もコラボレーションしている著名アーティスト、ダニエル・アーシャムの大きなブロンズ像や、ジュリアン・シュナーベルの絵画、アニッシュ・カプーアのオブジェなど、40点以上が続々。
なかにはティファニーが作家にオーダーして新たに制作してもらった作品もあるという。プライベートルームはダミアン・ハーストやヴィック・ムニーズの作品を壁紙にしていて、息をのむほど華やか。
そもそも1階の明るい照明も著名建築家ヒュー・ダットンによる光のアートインスタレーションなのだ。
さらにぜひ訪れてみたいのが、あのブルーボックスカフェ・バイ・ダニエル・ブリュー。ミシュランの星付きレストランのシェフが、季節に合わせたデイタイムのメニュー(もちろん朝食も!)をプロデュース。手の込んだスイーツが並ぶアフタヌーンティーは、幸福感いっぱいになれること間違いなしだ。