【ラジオNIKKEI賞】好走データは「斤量54kg」と「距離短縮」 東大HCの本命は連勝狙うヤマニンアドホック
夏福島の名物レース
日曜日、福島競馬場でGⅢラジオNIKKEI賞が行われる。夏の福島開催の始まりを告げる名物レースに、札幌2歳Sを制したセットアップやスプリングS2着のアレグロブリランテら12頭が参戦する。 【北九州記念2024 推奨馬】複勝率77.8%の強力データ持つ伏兵馬あり! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 昨年の勝ち馬エルトンバローズはその後に毎日王冠を制してマイルCS4着、3着馬レーベンスティールは重賞2勝と重賞戦線でも活躍中。今年も遅咲きのスター誕生なるか。過去10年のデータから分析する。
中心はOP組
<ラジオNIKKEI賞・前走クラス別成績> 1勝クラス【3-5-4-48】勝率5.0%/連対率13.3%/複勝率20.0% 2勝クラス【0-0-1-5】勝率0.0%/連対率0.0%/複勝率16.7% OP・L【5-2-1-25】勝率15.2%/連対率21.2%/複勝率24.2% GⅢ【0-0-0-8】勝率0.0%/連対率0.0%/複勝率0.0% GⅡ【2-0-1-13】勝率12.5%/連対率12.5%/複勝率18.8% GⅠ【0-3-3-16】勝率0.0%/連対率13.6%/複勝率27.3% まず前走クラス別成績から確認する。昨年エルトンバローズ、シルトホルン、レーベンスティールと3着内を独占した前走1勝クラス組は、前走逃げて勝利していると【1-4-1-9】。本レース自体が逃げ【1-2-3-4】と前残り傾向であることからも、1勝クラスを逃げきった馬は相手強化でも再びの好走が望める。ヤマニンアドホックは期待できる。 2勝クラス組は今年不在のため省略。半数の5勝を占めるOP・L組は前走勝利だと【3-0-0-5】、2~4着馬が【2-1-0-10】。今回は白百合Sで連対したミナデオロとオフトレイルの2頭が該当する。どちらも大崩れは考えづらい。 GⅢ組は全滅しているが、8頭に重賞勝ち馬はおらず、2歳時に札幌2歳Sを勝ったセットアップは立場が異なるといっていいだろう。GⅡは青葉賞組【1-0-1-4】。600mの距離短縮は不安視しなくていい。一方、同距離のスプリングS組は【0-0-0-4】、19年ヒシイグアスと21年ボーデンは1番人気から着外に沈んだ。 最後にGⅠ組。やはり相手緩和の影響は大きく、前走2桁着順でも【0-2-3-12】。22年には皐月賞で2秒差17着のサトノヘリオスが3着と巻き返した例もあり、アレグロブリランテ、シリウスコルトは前走成績だけで見限れない。