【ラジオNIKKEI賞】好走データは「斤量54kg」と「距離短縮」 東大HCの本命は連勝狙うヤマニンアドホック
斤量は54kgが中心
<ラジオNIKKEI賞・斤量別成績> 52kg以下【0-0-1-23】勝率0.0%/連対率0.0%/複勝率3.8% 53kg【1-4-4-31】勝率2.5%/連対率12.5%/複勝率22.5% 54kg【4-4-2-30】勝率10.0%/連対率20.0%/複勝率25.0% 55kg【3-2-1-13】勝率15.8%/連対率26.3%/複勝率31.6% 56kg以上【2-0-2-19】勝率8.7%/連対率8.7%/複勝率17.4% 続いて斤量別の成績も確認しよう。52kg以下で馬券に絡んだのは20年3着ディープキング(牡馬52kg)のみ。今年は牝馬のメイショウヨゾラが51㎏だが、そもそも牝馬は【0-1-0-20】と振るわないレースであり、軽ハンデの逃げ馬という魅力はあるが見送りたい。53㎏は今年背負う馬がいない。 最も勝利数が多いのは54kgで、今年も4頭が該当する。中でも距離短縮組【3-2-1-14】であり、ヤマニンアドホック、ログラールは軽ハンデ馬の中で魅力的だ。 55kgは前走逃げ先行だと【2-1-0-2】と結果を残しており、ウインマクシマムはこのデータに合致する。 最後に56kg以上。重賞好走馬が多いことを考えると物足りない成績といえる。好走した4頭のうち、メイショウテッコンとアンビシャスは前走OPクラスを0秒2差以上つけて勝ち、レーベンスティールは前走1勝クラスで0秒8差圧勝。3頭は前走でインパクトある勝ち方をしていた。これらに比べるとアレグロブリランテ、サトノシュトラーセ、シリウスコルト、オフトレイルはやや力不足感が否めないか。白百合Sを0秒2差で勝利したミナデオロと、2歳時ではあるが札幌2歳Sを0秒7差で勝利したセットアップを残す。
54kg生かして連勝可能
◎ヤマニンアドホック 新馬戦を3着とし、2戦目で勝ち上がり。2走前の1勝クラスは0秒5差つけられての2着だったが、勝ち馬ヘデントールはその後に青葉賞でも1番人気に推され、2勝クラスを重ハンデで快勝した馬。相手が強かった。3着には0秒3差つけており、悪くない結果といえる。山藤賞ではしっかり逃げきり勝ち。前述の2つの好走データに合致しており、再びの逃げきりを期待できる。 ◯セットアップ 新馬戦はホープフルS勝ち馬レガレイラの2着。次走勝ち上がると、札幌2歳Sを0秒7差で快勝した。次走の朝日杯FSはスタート直後先頭、道中2番手追走で7着。先着された6頭のうち3頭は4角10番手以降という差し決着であり、GⅠであったことも考えれば悲観する内容ではない。前走は海外かつ初ダートと度外視可能だ。 ▲ウインマクシマム 新馬戦から2、2、1着として勝ち上がり。ホープフルSは最後の直線でレガレイラに寄られる場面があった。自己条件のゆりかもめ賞を0秒4差で逃げきり、青葉賞でも先行して0秒2差の5着と重賞でも戦えることを示した。4着のサトノシュトラーセとアタマ差ながら今回はハンデが1kg軽いのも嬉しい。前につける競馬をすれば上位は堅い。 △ミナデオロ 勝ち上がりに6戦を要したが、芝では掲示板を外していない。白百合Sを逃げきってここへ臨む。鞍上は本馬とのタッグで2連勝中、先々週のマーメイドSで3着に入った若武者・西塚騎手。相手強化かつ57kgというハンデがネックだが、こちらも2連続逃げきり勝ちの可能性もある。 買い目は◎軸の馬連とする。 ▽ラジオNIKKEI賞予想▽ ◎ヤマニンアドホック ◯セットアップ ▲ウインマクシマム △ミナデオロ 《ライタープロフィール》 東大ホースメンクラブ 約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
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