アルトマン氏支援のオクロ、上場初日に株価40%下落-次世代原発開発
(ブルームバーグ): 米オープンAIの最高経営責任者(CEO)、サム・アルトマン氏らの支援下で次世代原発を開発する新興企業オクロは、特別買収目的会社(SPAC)との合併を通じて株式を上場した。取引初日のこの日、株価は急落している。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場したオクロは、一時40%近く下落。同社は特別買収目的会社(SPAC)オルトCアクイジションとの合併を完了し、合併後の会社に3億600万ドル(約480億円)余りの収入をもたらしていた。株式には朝方に大量の取引が集中し、ニューヨーク時間午前9時44分には乱高下を理由に売買停止となった。
オクロの企業評価は合併合意が発表された昨年7月の時点で、8億5000万ドル(約1300億円)とされていた。オルトCの株式はリテール投資家の注目を集め、前日までにおよそ75%切り上がっていた。この日の株価急落で、オクロの時価総額はおよそ10億ドルに減少。今年実施されたSPAC合併としては、トランプ前大統領のソーシャルメディア運営会社と肩を並べるパフォーマンスとなる。
アルトマン氏支援の次世代原発企業、株式上場計画を投資家が承認
原題:Altman-Backed Oklo’s Shares Slump in Debut After Hot SPAC Deal(抜粋)
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Bailey Lipschultz, Will Wade