【後期高齢者医療制度】12月から保険証がマイナンバーカードと一体化!保険料の月額目安も解説
後期高齢者医療制度の保険料「どう決まる?月額いくら?」
後期高齢者医療制度の保険料は「均等割額(被保険者が均等に負担)」と「所得割額(被保険者の前年の所得に応じて負担)」の合計額です。 「均等割額」と「所得割額の料率」は各都道府県の広域連合により計算方法が変わります。そのため、個人の所得が同じでも住む地域が変われば保険料額は変わります。 ここでは参考までに、2024年度と2025年度の全国平均をご紹介しましょう。 ●《2024年度》後期高齢者医療制度の保険料率と全国平均 ・被保険者均等割額の年額:5万389円 ・被保険者均等割額の月額:4199円 ・所得割率:10.21% ・平均保険料額の年額:8万4988円 ・平均保険料額の月額:7082円 ●《2025年度》後期高齢者医療制度の保険料率と全国平均 ・被保険者均等割額の年額:5万389円 ・被保険者均等割額の月額:4199円 ・所得割率:10.21% ・平均保険料額の年額:8万6306円 ・平均保険料額の月額:7192円 次では年金収入195万円の人をモデルとして、都道府県ごとの保険料を比較します。
《2024・2025年度》後期高齢保険料「年金収入195万円」だといくらになる?
ここからは年金収入195万円の人をモデルとして、都道府県別の保険料を見ていきます。 ●《2024年度》後期高齢者医療制度「年金収入195万円の人の保険料例」 ・全国:5411円 ・北海道:6025円 ・青森県:5170円 ・岩手県:4583円 ・宮城県:5025円 ・秋田県:4808円 ・山形県:5017円 ・福島県:4937円 ・茨城県:5125円 ・栃木県:4883円 ・群馬県:5317円 ・埼玉県:4858円 ・千葉県:4775円 ・東京都:5044円 ・神奈川県:5213円 ・新潟県:4633円 ・富山県:5033円 ・石川県:5409円 ・福井県:5458円 ・山梨県:5685円 ・長野県:4845円 ・岐阜県:5167円 ・静岡県:5033円 ・愛知県:5858円 ・三重県:5212円 ・滋賀県:5119円 ・京都府:5886円 ・大阪府:6211円 ・兵庫県:5812円 ・奈良県:5667円 ・和歌山県:5808円 ・鳥取県:5608円 ・島根県:5345円 ・岡山県:5500円 ・広島県:5211円 ・山口県:6124円 ・徳島県:5792円 ・香川県:5617円 ・愛媛県:5460円 ・高知県:5833円 ・福岡県:6357円 ・佐賀県:5967円 ・長崎県:5508円 ・熊本県:6196円 ・大分県:6184円 ・宮崎県:5458円 ・鹿児島県:6275円 ・沖縄県:5913円 同じ年収でも、都道府県別で最大約1700円程度の違いが出ます。2025年度にはさらに保険料が引き上げられることが決まっています。 ●《2025年度》後期高齢者医療制度「年金収入195万円の人の保険料例」 ・全国:5673円 ・北海道:6325円 ・青森県:5415円 ・岩手県:4808円 ・宮城県:5216円 ・秋田県:5042円 ・山形県:5283円 ・福島県:5056円 ・茨城県:5358円 ・栃木県:4991円 ・群馬県:5567円 ・埼玉県:5067円 ・千葉県:5008円 ・東京都:5355円 ・神奈川県:5440円 ・新潟県:4850円 ・富山県:5033円 ・石川県:5573円 ・福井県:5458円 ・山梨県:6003円 ・長野県:5156円 ・岐阜県:5400円 ・静岡県:5275円 ・愛知県:6117円 ・三重県:5475円 ・滋賀県:5371円 ・京都府:6180円 ・大阪府:6495円 ・兵庫県:6134円 ・奈良県:5833円 ・和歌山県:6125円 ・鳥取県:5892円 ・島根県:5618円 ・岡山県:5758円 ・広島県:5438円 ・山口県:6408円 ・徳島県:6033円 ・香川県:5892円 ・愛媛県:5719円 ・高知県:6100円 ・福岡県:6641円 ・佐賀県:6250円 ・長崎県:5792円 ・熊本県:6259円 ・大分県:6509円 ・宮崎県:5675円 ・鹿児島県:6592円 ・沖縄県:6410円 後期高齢者医療制度の保険料は、各種税金や社会保険料と同じく公的年金からの特別徴収(天引き)で納付する人が多いです。保険料の引き上げで年金の手取りが下がり、負担感が増すことも懸念されるでしょう。