15歳のチャーリー・ウッズ、地区予選トップ通過で父・タイガーが3連覇した全米ジュニア初出場
タイガー・ウッズが3連覇を達成した全米ジュニア選手権に息子チャーリーが出場する。15歳になった彼はこれまで地元フロリアのジュニア大会中心に活動していたがUSGA(全米ゴルフ協会)主催の主要イベントは初挑戦。親子大会(PNCチャンピオンシップ)で父とそっくりなスウィング&飛距離が話題になったがジュニアの大舞台で実力発揮なるかに注目が集まっている。 355Yをワンオン! チャーリー・ウッズのドライバー連続写真はこちらから
現地時間6月19日フロリダ州コーラルスプリングスのイーグルトレースGCの地区予選に出場したチャーリーは1アンダー71をマークし86人中トップ(南フロリダ予選のメダリスト)の成績で、7月22日からミシガン州オークランドヒルズCCで開催される全米ジュニアに出場することが決まった。 本戦には264人が出場し2日間ストロークプレーを戦ったのち上位64名が決勝のマッチプレーに進出。出場権を獲得したとはいえ優勝までの道のりは長い。 予選会でのチャーリーはスタートホールの10番でいきなりボギー、11番でダブルボギーを叩く最悪の滑り出し。しかし残る16ホールで5バーディ(1ボギー)を奪って71をマーク、2位に1打差のトップ通過を果たした。 「出だしの2ホールはいいプレーではなかったけれどその後の16ホールはすごくいいプレーができた」とチャーリー。 序盤つまずいたときには「もうこれ以上ボギーやダボを叩かないぞ、と思いました。その後はチャンスを活かすことができた。特にパッティングが今日の勝因。必要なときにパットを決めることができました」。 父は91年、いまのチャーリーと同じ15歳で全米ジュニア初制覇。93年に3連覇を達成したあと94年からは全米アマを3連覇。USGA主催最高峰の大会でジュニア、アマチュアを通し6連覇したのは後にも先にもタイガーだけ。伝説といって過言ではない。 父と比較されるのはチャーリーにとってうれしいことではないだろう。しかし偉大なタイガーの息子という運命から逃れることはできない。
先の全米オープン(USGA主催)にもタイガーに同行し父のメジャー参戦のサポートをしたチャーリー。残念ながら予選落ちに終わったが「勝てるだけのゴルフはした。ただ上手くいかなかっただけ」という父の戦いを間近で見守った。 今年の全米ジュニアは例年以上に騒がしくなるはずだ。
川野美佳