角田裕毅、スプリントは「悔しい」けど「楽しかった」―新品ミディアムを温存しソフトで勝負/F1マイアミGP
2024年F1第6戦マイアミGPの2日目、角田裕毅(RB)がスプリント・レースについて複雑な心境を語った。 ●【2024F1第6戦マイアミGP】スプリント・レースのタイム、結果/スケジュール・全セッションの結果 ■スプリントで賭けに出た角田裕毅 角田裕毅はスプリント予選で失敗して15番グリッドスタートとなり、たった19周で7台抜きをしなければポイント獲得ができないという厳しい位置からスタート。 タイヤ選択はRB内でも分かれた。18台がミディアムタイヤを選択する中で、角田裕毅はソフトタイヤを選択して勝負に出た。 RBは2名とも新品ミディアムタイヤは1セットしかなかったが、4番グリッドからスタートするリカルドはスプリントに勝負を賭けて最後の新品ミディアムタイヤを投入。角田裕毅は新品ミディアムタイヤを温存しソフトタイヤで勝負に出た。 終盤はハミルトンを抜いて抑えていたものの、最後にハミルトンに抜き返されてしまい、9位でチェッカーフラッグを受けて悔しさが残るレースとなった。しかし、レース後にハミルトンがペナルティを受けたため、最終結果は8位で1ポイントを獲得した。 ■スプリントは「悔しさ」残るレースに スターティンググリッド:15番グリッド(ソフトタイヤ) スプリント:8位 【コメント要約】 ・今日のスプリント・レースでチームとリカルドを祝福。 ・最終的に8位は嬉しいが、ハミルトンとのバトルで負けてしまったことで複雑な気持ち。 ・ディフェンスがうまくいけばハミルトンの前でチェッカーを受けられたかもしれないと感じている。 「今日のスプリント・レースでチームとダニエルを祝福します!」 「自分としては、ルイス(ハミルトン)とのバトルに最後は負けてしまったのでとても複雑な気持ちです。最終結果は8位でしたが、もし彼がスプリントでペナルティを受けなければ、僕は9位だったはずですし、彼は僕をオーバーテイクしてとても良い仕事をしました」 「もっとうまくディフェンスできていれば、チェッカーフラッグのときに彼の前でゴールできたと思います。ドライバーとしてバトルに負けたのは悔しいですが、楽しかったですし、そこから学べることもありました」 「ドライバーとして完全に満足はしていませんが、特に昨日はクルマのパフォーマンスを引き出すことができなかったので、チームに恩返しができ、ポイントを獲得できたことはうれしいです」。