キミッヒはトーマスの“完璧な代役”になれる バイエルン仕事人のアーセナル移籍は理想的!?
ケガも少ない
バイエルン・ミュンヘン所属のジョシュア・キミッヒは、今夏チームを去る可能性が高いとドイツ『SKY』によって報じられた。契約期間は残り12カ月となり、新たな契約交渉は行われていないという。 そんななか、アーセナルがキミッヒの獲得に乗り出すのではという噂が駆け巡っている。アーセナルはMFトーマス・パルティの稼働率の低さを問題として抱えており、放出の噂があとを絶たない。昨季までプレミア屈指だった大型MFはキャリアの岐路に立たされている。加えて、要所で重要な働きを見せているMFジョルジーニョの契約も今季まで。延長オプションもあるが、行使するかは定かではない。どちらにしても、即戦力となるMFの確保は不可欠だ。 英『football.london』は、キミッヒがアーセナルにとって完璧な移籍となるだろうと見ている。バイエルン加入以後、ケガで長期的な離脱をしたのは1度だけ。しかもフィジカルのぶつかり合いとトランジションの激しいブンデスリーガにおいてであり、そのプレイ強度と多才さはアルテタのチームに適合するはずというわけだ。 「彼は中盤でデクラン・ライスの引き立て役となり、より深い位置でプレイできるだけでなく、ポゼッションで前進することもできる。そうすれば、彼は必要とされる右サイドバックとミッドフィールドのハイブリッドとしてもプレイできるようになる」 トーマスはシーズン序盤に右サイドバックとして先発し、いわゆる偽SBの働きをしていた。アルテタのチームにおいてサイドバックには多彩な役割を課せられるが、キミッヒならこの点でもチームにフィットでき、また中盤のバランス役としても高いクオリティをもっている。トーマスは実力者だが、度重なる負傷で計算できない選手になってしまった。キミッヒはケガも少なく、またトップレベルでの経験値はおそらくアーセナルの誰よりも高い。トーマスの後継者としては理想的だというわけだ。 さまざまなタスクを高レベルでこなすバイエルンの仕事人は、新天地にアーセナルを選ぶのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部