原発防護区域にまたスマホ 東電社員、柏崎刈羽で今年3件目
東京電力は10日、柏崎刈羽原発(新潟県)の重要施設の周辺にある「周辺防護区域」に、社員が許可なくスマホを持ち込んだと発表した。原子炉建屋などの重要施設がある「防護区域」に入る際の点検で見つかった。スマホを含むカメラは、テロ対策のため周辺防護区域の内側への持ち込みを制限されている。同原発で未許可の持ち込みは今年だけで3件目。 東電によると、社員が9月13日、小型送風機が付いた「空調服」のポケットに、送風機のバッテリーと重ねてスマホを入れていることを失念し、着用したまま持ち込んだ。 東電は再発防止策として、空調服の着用時はバッテリーを取り外して点検することとした。