京都サンガ 宮吉拓実選手 今シーズン限りで契約満了!「僕にとって幸せな時間だった!」
サッカーの京都サンガでプロデビューし、15年あまりサンガに在籍した宮吉拓実選手の今シーズン限りの契約満了が発表されました。 【声】京都サンガ 13 宮吉拓実選手(32) 「人生の約半分をこのエンブレムをつけてプレーさせてもらったので、家みたいな感覚」 サンガのことを「家」と表現した宮吉選手。 サンガユースでプレーし、高校1年だった2008年、クラブ史上最年少となる16歳1か月で プロデビューを果たします。 【実況】 「類まれなるゴールセンスを見込まれてトップチームデビューです」 「こぼれている。さあ ファーストタッチ 宮吉だー 宮吉のファーストタッチから林たけのりに抜けたー 林が入った シュート ミスヒットー 決定的な場面 初出場の宮吉から200試合の林たけのりへの見事なスルーパス」 【解説者】 「宮吉の右足のアウトのスルーパス 見事でしたね」 交代出場後の鮮烈なスルーパスはサポーターの記憶に深く刻まれました。 「京都の至宝」と呼ばれた宮吉選手は、2010年にJ史上4番目の若さ(17歳7か月27日)でプロ初ゴールを決めると、4シーズンで24得点をあげました。 その後、他チームへの移籍などを経て2019年にサンガに復帰。 2021年には30試合に出場して10得点を挙げ、サンガのJ1リーグ復帰に大きく貢献しました。 思い出に残っているゴールを伺うと、、、 【声】京都サンガ 13 宮吉拓実選手(32) 「これが一番というのは特にないですけど、西京極で長くやらせてもらってゴール決めてサポーターのところに喜びに行くのがすごくうれしかったですし、サンガスタジアムができてあの距離で一緒に喜びあえるという、また違った幸せをこの数年感じさせてもらいました」 しかし今シーズンは出場機会が減り、8試合1得点にとどまりました。 【声】京都サンガ 13 宮吉拓実選手(32) 「来シーズン、このチームでプレーできないということが個人的には悔しくて、悲しい気持ちではいますが、ここまで長くプレーさせてもらった感謝の気持ちが大きいです」 宮吉選手のファンは退団を惜しみながらもエールを送ります。 【サポーターの声】 「デビュー戦のことは未だに覚えていて、あのスルーパスは忘れられないですね。 パスセンスや2019年に戻って来てからも、献身的なところが好きでした」 「宮吉選手が出場しているとサポーターのみんなの応援の声が大きくなるし、サンガサポーターにとって特別な存在だったかな。 サンガでこれだけたくさんプレーし在籍してくれて、ありがとうという気持ち」 「サンガのファンになったのは宮吉選手を見てから。 顔が濃くて男前から入った。 すごく勇気をもらえるプレーをたくさんしてくれた。 京都にすごく貢献していただいたのでものすごく感謝しています。 (退団は)すごく寂しいですけど、作っていただいたサンガの基本の熱い気持ちを、(残った人たちに)受け継いでもらいたい。 宮吉選手ありがとうございました。 がんばってください これからも」 宮吉選手がサポーターにこれまでの感謝を語りました。 【声】京都サンガ 13 宮吉拓実選手(32) 「なかなか結果を出せない中でも期待していたと感じますし、ただチームに貢献できなかったのは悔しい気持ちでもあるが、一緒にここまで戦えたことは僕にとって幸せな時間だったし、サンガの選手という立場ではなくなりますが、このクラブを応援していますし、ちょっぴり僕のことも気にかけてもらえたらなと思います」