「緊急事態宣言」西村担当相が会見(全文2)都も理美容は含めないと聞いている
愛知、京都、北海道はぎりぎりの判断だったのか
京都新聞:すみません、京都新聞の【クニサダ 00:32:27】と申します。大臣、本日の参院の議院運営委員会で、愛知、京都、北海道に関しては専門家の中でも議論があったけれども見送ったというようなことをおっしゃっていたと思うんですが、その3つに関してはぎりぎりの判断であったという、そういう認識でよろしいでしょうか。 それと併せまして、これも議運の中で必要に応じて新たな追加する、指定の対象の地域も必要に応じて考えていくというようなこともおっしゃっていましたが、これはどれぐらいのスパン、例えば1週間であるとか、どういうふうな程度の区切りで見ていく、判断されていくことになるんでしょうか。2点、よろしくお願いします。 西村:ちょっと正確な数値を見ながら説明したほうがいいと思いますので。専門家の皆さんが示されている数字を。まず京都につきまして、関西弁になってしまいますけども、まずこれ、4月5日の時点で累計の感染者数は100を超えています。他方、感染のスピードも5日前後ということでそれなりのスピードはあるんですけれども、感染経路不明、リンクが追えない、どこから感染したか分からないという割合が30%強でありまして、ご案内のとおり京都産業大学の学生さんの経路とかクラスターとか、経路が追えるものが比較的多いわけでありまして、要は感染経路不明が増えてくると、まちの中にいろんな感染者がいるかもしれない、多くの感染者がいるかもしれないということになりますので、専門家の皆さんはトータルの累積の患者さんの、感染者の数、それから倍加していくスピード、それからこの不明の数、割合。こういったところを重視しながら判断をされています。
より注意をすべき都道府県の1つ
京都は100を超えているんですけれども、残念ながらというか、残念ながらじゃないですね。そういった数字の評価の中で、今回は対象としないということでありますけれども、他方、それで安心だということではありませんので、むしろ議論となったのは京都、愛知、北海道、こういった都道府県については専門家の皆さんでかなり議論がなされました。私も毎日意見交換を、状況確認をしていますけれども、そうした中でより注意をしてもらう都道府県の1つだというふうに認識をいたしております。 ですので専門家の皆さんとは日々そうした状況確認を行っておりますので、いつどういう形で感染経路不明の人がばっと増えるかもしれませんし、そういったこと、あるいは倍加のスピードも速くなるかもしれませんので、そういったことを日々確認しながら専門家のご意見を聞いて、適切に判断をしていきたいというふうに思います。 例えば福岡も急に100人を超えてきて、倍加のスピードが2日とか2.8日とかで、感染経路不明が70%を超えるということでありましたので、つい1週間ほど前までは福岡はあまり議論には挙がってなかったのが、この2~3日でそんな状況になりましたので、そういう意味では引き続き緊張感を持って、日々専門家の皆さんのご意見を聞いていきたいというふうに思っています。 司会:ロイターさん。 【書き起こし】「緊急事態宣言」発令 西村担当相が会見 全文3に続く