書類送検の高校生「アートに興味」犯罪である“落書き” 複数の罪や高額賠償あり得るもなぜ後を絶たないのか
また、名古屋市の繁華街、中区錦2丁目の長者町繊維街では、ある方法で落書き被害を減らした実績がある。
シャッターや壁紙には、着物をきた殿様と姫様に…。
今にも動きだしそうなゾウなど、様々な「アート作品」が描かれていた。
ここでは古くから落書きの被害が絶えなかったが、2000年ごろから地元のデザイン学校の学生たちが絵を描いたところ、被害はほとんどなくなったという。
小宮教授もあらかじめ絵を描くことで、落書き犯が上書きしづらく、描いても落書き犯の絵が目立たないということで、有効としている。
女の子の絵が描かれた呉服店の店主も、効果を実感していた。
呉服店の店主: 「以前は全く無地の茶色のシャッターだったので、とても明るくなりました。絵は絶対に書いてあったほうが、抑止力になっていると思います」 2024年3月1日放送