【J1】カネ目当てはお断り! 浦和が新戦力に求めるチーム愛「大事なのは人間性」
J1浦和が〝レッズ愛〟で復権を目指している。 昨季はサポーターの暴力行為で天皇杯出場権剥奪となり、明治安田J1リーグ13位、ルヴァンカップは3回戦敗退と不本意な結果だった。今シーズンは、国内3冠レースとともに、6月に開幕するクラブW杯(米国)にも参戦する。新たな挑戦を含めた2025年の本格スタートを前に、7日の新体制発表会見で堀之内聖スポーツダイレクター(SD)は「今季の最大の目標はリーグ優勝」と宣言した。 【写真】浦和レッズ新加入の3選手 そのための補強も積極的に進め、ベルギー1部コルトレイクからMF金子拓郎、J1広島からMF松本泰志、J1柏からMFマテウスサビオらが新加入となった。堀之内SDは、補強のポイントについて「選手を獲得する上で能力と同じくらい大切にしているのは、人間性の部分。浦和レッズでプレーしたい熱い思いを持っているかどうか」。能力だけでは、赤い悪魔の一員になれないわけだ。 だからこそ、ビッグネーム獲得には「チームのために戦ってくれる選手に、名前は問わない考え。実力と浦和でプレーしたいという強い思いを重視したい」とクラブの方針を強調する。クラブW杯の優勝賞金は1億ドル(約157億円)、出場するだけでも数十億円が手に入ると報じられている。大物選手加入も夢ではなくなるが、お金だけが目的の選手は〝お断り〟となりそうだ。 実際、新加入の金子は「自分は埼玉出身で地元のビッグクラブからのオファーは魅力的だった」。憧れのユニホームに袖を通すことに誇りを感じている。もちろん、そのほかの選手も思いは同じ。〝愛〟を結集させて2006年以来となるリーグ制覇となるか。
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