林官房長官、国連委に記述削除引き続き求める 皇室典範改正勧告は「遺憾、不適当」
林芳正官房長官は19日の記者会見で、国連の女性差別撤廃委員会が日本の女性政策への最終見解として皇位継承を男系男子に限る皇室典範の改正を勧告したことに関し、「皇位継承に関わる記述がなされたことは大変遺憾だ」と述べ、記述の削除を引き続き求めて行く考えを示した。 皇室典範を巡っては、前回の2016年審査時、改正勧告を盛り込む最終見解案に日本側が強く抗議し、記述が削除された経緯がある。林氏は「そもそもわが国の皇室典範について取り上げることは適当ではなく、当該記述は削除されるべきだ」と強調した。