EU各国大使、ロシア「影の船団」対象の新たな制裁に合意
Julia Payne [ブリュッセル 11日 ロイター] - 欧州連合(EU)各国の大使は、ロシアによるウクライナ侵攻に関して新たな制裁を科すことに合意した。今回の対象は、ロシアが制裁を回避して石油取引を行うために利用している「影の船団」と、ロシア向けに無人機(ドローン)製造している中国企業が対象になる。 この第15次制裁は、16日に開かれるEU外相会議で正式承認される公算が大きい。発効すれば30近くの団体、50人を超える個人、45隻のタンカーに適用される。 EU議長国ハンガリーはX(旧ツイッター)で、ロシアがウクライナで進めている戦争を支援する第三国の船を制裁対象にするもので、より多くの個人や団体も制裁リストに加えると述べた。 フォンデアライエン欧州委員長もXに「第15次制裁、特にロシアの影の船団を標的とする措置の採択を歓迎する」と投稿した。