大人に反発しトイレで泣いた黄金期を経て──「ファン愛」とともに歩む、後藤真希36歳のいま
年末には、ソロライブを行う。 公演終了後には、本人による「お見送り」も予定されている。 「私はやっぱり歌が好きで、ステージに立つと人が変わるってよく言われます。ライブでは、ファンの求めることと、私が新たに挑戦したいことを、どれくらいバランスよくできるかなって、毎回探りながらやっている感じですね。『お見送り』は、ずっと握手会がしたかったんですけど、コロナで難しくなっていますから、少しでもファンと触れ合えるようなイベントができたら、と。昔ながらのファンは来ているかな、とか、チャットで話している人たちの実際の顔を知りたいし、新しいファンにも挨拶したい。つまり、出欠確認のようなものかな(笑)」 下町で培われた人懐っこさと、母親譲りの面倒見の良さ。 アイドルでありながら、姐御のような包容力で、ファンを引っ張って来た。 「大好きなファンのみんなはもちろん、『真希ちゃん、この間見たよ、頑張ってね』って声をかけてくれる地元のおじいちゃん、おばあちゃんたちの言葉が、私を元気にしてくれる。“求めてもらえる”ことが、私にとって一番の原動力なんです」 --- 後藤真希(ごとう・まき) 1985年、東京都江戸川区生まれ。タレント、YouTuber。1999年より「モーニング娘。」3期メンバーとして活躍し、国民的アーティストとして一世風靡した。その後ソロアーティストとして活動。2012年より芸能活動を休止していたが、2014年より再始動。YouTubeチャンネル『ゴマキのギルド』『ゴマキとオウキ☆』を開設し、YouTuberとしても活動する。11月29日、10年ぶりの写真集となる『後藤真希写真集 ramus』(講談社)が発売予定。(スタイリング:宮澤敬子/衣装協力:ニットトップス、レースシャツ、スカート、ブーツ/全て、フォルテ [コロネット]、ピアス/スタイリスト私物)