いまこそ、大人は“タフ顔軍パン”をリッチにこなすべし!
風に揺れるようなサラリとしたコーデが主流のなか、タフな軍パンをはきこなせばお目立ち必至! そこで、大人に似合う上品リッチなこなし術をお教えします。最旬の骨太な軍パンカタログも要チェック。
風の時代にこそ骨太な一本がい~んです
ここ数年はサラリとした装いがモテる傾向にあったこともあり、少しばかりご無沙汰していた軍パン。しかしながら、ズドンと男らしいシルエットは流行り廃りを超越した格好良さがあるぞと、その魅力を再認識し、ここに大オススメさせていただく次第。風の時代、なんでも軽けりゃいいってわけじゃありません。逆張りよろしくな骨太の一本をいかにはきこなすか、オヤジの腕の見せドコロというわけです。
男臭い軍パンに黒カシミアニットで上質をプラス
◆ タンジェント/オリジンの無骨さを快適に楽しめます
上品なカシミアニットに、リッチなゴールドの小物を合わせるのがキモ。 男性●パンツ3万9600円/タンジェント、ニット5万9400円/ボーディ、Tシャツ9680円/スローン、サングラス7万2600円/アーレム、時計517万円/ゼニス、スニーカー1万2980円/シップス バイ アサヒ、バッグ55万円/山本製鞄 女性●ワンピース8万3600円、パンツ6万9300円/ともにプロタット、ブレスレット63万9100円/フレッド、そのほかはスタイリスト私物
モードメゾンがネタにし、お洒落軍パンの代名詞ともなった仏軍フィールドパンツM-47。その後期型をベースとした「ピエール」は、オリジナルに近い太めのシルエットながら、テーラードの仕様であるプリーツ入りマーベルトと芯地使いで、ウエストに吸い付くようなはき心地。古着を参照したヘリンボーン生地も◎。
◆ サラリばかりの世の中で際立つのは緩急力ですから/軍パンはガチで合わせはリッチに
ヴィンテージを熟知するゆえのアレンジが秀逸。紡績から染色までヴィンテージ軍パンの生地を研究し尽くして開発したオリジナルコットン生地により、末長く経年変化が楽しめる逸品。デザインは英国軍のバトルドレストラウザーズと米国軍のM-51という、ふたつの名作をアレンジ・融合したオリジナルであり、実に男らしく機能美溢れる佇まいです。太すぎないシルエットもいいんだな。