JDリーグ3年目の開幕へ後藤「全試合無失点」、上野「全試合登板」
3回目の開幕戦を来週末に控えた4月2日、『ニトリ JD.LEAGUE 2024』プレスカンファレンスが実施された。新たに代表理事に就任した髙城いづみ会長が「ソフトボールの魅力をより多くの方々に伝え、女性スポーツの発展の貢献することが私の使命」と決意を語れば、冨永哲夫チェアマンも「リーグの収益構造や運営基盤の強化をして、リーグ、各チーム、ソフトボール界全体の発展につなげたい」と所信表明した。 また「ニトリJD.LEAGUE2024公式応援団」に7人組男装アイドルグループ・風男塾を任命、公式応援ソングの「FOCUS!」が各会場で流れる。シーズンスローガンは「推しのソ」に決定、4つの「推しプロジェクト」を展開していくことも発表された。 さらに、第1回『JDリーグ』優勝のビックカメラ高崎ビークイーン・上野由岐子と昨季優勝のトヨタレッドテリアーズ・後藤希友が選手を代表してあいさつした。 上野「今季も16チーム力を合わせて『JDリーグ』をさらに盛り上げていけるよう、ソフトボールを盛り上げられよう、チーム一丸となって戦っていきますので、応援よろしくお願いします」 後藤「上野さんも言われたように16チーム一丸となってがんばりますので、今季もさらなるご声援をお願いします。またソフトボールをひとりでも多くの方に知ってもらえるように1試合1試合全力で戦います」 日本代表の新旧エースは開幕会見後にメディア対応を実施。ふたりは今季の改めて口にした。 後藤「今年は今まで以上にいい調整をして開幕を迎えられそうなので、すがすがしい気持ち。昨年は結果としてチームは優勝して、個人としても取れるタイトルは取れたが、色々葛藤があるシーズンだった。今年は去年以上に15チームが私たちを倒しに来るので、優勝した年よりも次の年が大事だと思うので、チャレンジャーとして連覇したい」 上野「今年はどれだけ自分が投げられるかチャレンジするシーズンにしたい。選手として貢献できると思っているし、みなさんの期待に応えたいし、自分も期待に応えられるコンディションでシーズンを戦いたい。今年のチームは試合をしながらどれだけ成長できるか。これまで以上に勝つのが難しいシーズンになると思うが、勝たないといけない」 今季の目標を問われると、両選手はこう答えた。 後藤「去年以上にいい成績、数字にこだわるのはもちろん、全試合無失点に抑えられるような気持ちで臨みたいし、無敗で『ダイヤモンドシリーズ』へ進めるよう強いチームを作りたい」 上野「昨年からリリーフで登板する機会が増えたので、今年はクローザーの立場を確立したい。できれば全試合クローザーとして締めたい。1イニングでいいので、全試合投げられればと思っている」 レギュラーシーズンは4月12日(金)に東地区、13日(土)に西地区が開幕し、全13節・232試合(地区シリーズ168試合、交流戦シリーズ64試合)を10月27日(日)まで行う。各チームが29試合ずつを戦い、勝率の高いチームが地区優勝となる。ポストシーズンは11月9日(土)・10日(日)に等々力球場で両地区上位チームによる『プレーオフ』、11月16日(土)・17日(日)にパロマ瑞穂野球場で地区優勝チームとプレーオフ勝利チームによる『ダイヤモンドシリーズ』を実施し、日本一が決定する。 『ニトリ JD.LEAGUE 2024』第1節のカードは以下の通り。 4月12日(金)・デンソー×ビックカメラ高崎・デンソーBPスタジアム 大垣ミナモ×NECプラットフォームズ・大垣市北公園野球場 13日(土)・トヨタ×タカギ北九州/日本精工×SGホールディングス・草津グリーンスタジアム 東海理化×シオノギ/伊予銀行×豊田自動織機・マドンナスタジアム NECプラットフォームズ×日立/大垣ミナモ×太陽誘電・大垣市北公園野球場 ホンダ×ビックカメラ高崎/デンソー×戸田中央・デンソーBPスタジアム 14日(日)・NECプラットフォームズ×太陽誘電/大垣ミナモ×日立・大垣市北公園野球場 戸田中央×ビックカメラ高崎/デンソー×ホンダ・デンソーBPスタジアム トヨタ×SGホールディングス/日本精工×タカギ・草津グリーンスタジアム 豊田自動織機×シオノギ/伊予銀行×東海理化・マドンナスタジアム