“THEN & NOW” ポップアップミュージアム in チューリッヒで140年の歴史に触れた!【ブライトリング取材レポート】<1日目>
THEN & NOW鑑賞を終えて思うこと
インタビューの中でアーカイブピースの正統性を確認する資料などがあるのか聞いたところ、その点については問題ないとのこと。要望があれば鑑定書を用意することもできる体制はあるという。まだまだ私たちの知らないブライトリングの世界があることは間違いなく、そうした歴史的事実の積極的な掘り起こしは2017年にCEOに就任したジョージ・カーン氏の体制になってから急加速したように思う。後日、カーンCEOは新作発表の場で「これまでの7年間、すべての判断が正しかったとは言えない」ということを自認していたが、どのような道を歩むにせよその足跡が後年になって意味を変えることなど往々にしてある。なにしろ彼のキャッチフレーズは、“This is just the beginning”(=これはほんの始まりに過ぎない)だ。そのようなことを考えながら、ふと筆者もまだ取材が1日目であることに気づく。翌日はジュネーブに移動し、いよいよ新作のお披露目に立ち会うことになる。
Text/Daisuke Suito (WATCHNAVI)