“THEN & NOW” ポップアップミュージアム in チューリッヒで140年の歴史に触れた!【ブライトリング取材レポート】<1日目>
ミュージアム内部には貴重なアーカイブピースとそれにまつわるストーリーを展示
そのまま案内役のスタッフに従ってミュージアムの中に進む。フロアは地下1階、地上2階という構成で、AIR、LAND、SEAの世界に分かれブライトリングのタイムトンネルを旅することができるという。スペシャルフード&ドリンクを提供するキッチンを併設した1階には、希少なアーカイブピースとともにナビタイマーとコスモノートの栄光を讃える歴史的な資料が並ぶ。2階にはパネルと時計の組み合わせたテーマ別の展示がなされており、そこでは気球による無着陸世界一周を成功させたオービターのストーリーに加えて実物の生地に直接触れられるコーナーほか、ツールウオッチをエレガントスタイルへ昇華したプレミエ、レーシングウオッチのトップタイム、またセレブリティに愛用されたタイムピースや、SEAの象徴ともいうべきサーフィンとスーパーオーシャンの世界も鑑賞できた。また、同じフロアにはキャリバー01のヴァーチャル展開図などムーブメント製造の複雑さを探索することができる、インタラクティブな縦型ディスプレイを設置するなど、ブライトリングの100%クロノメーターの拠点である「クロノメトリー」が解説された“ミニクロノメトリー”もあった。
こうした魅力的な展示に後ろ髪をひかれながら、急かすスタッフに誘導されて今度は地下へ(私たちプレスに与えられた時間は30分だけだった)。ここはポップ・アップ・ミュージアムのテーマである「THEN & NOW」(=昔と今)をストレートに表現。スタート地点となるTHENからスタートし、左手側の展示を見つつそのままUターンして戻ってくると、NOWのシンボルとして最新作となるパーペチュアルカレンダークロノグラフキャリバーB19搭載の3部作の展示へと帰結するフロア構成だ。ちなみに最奥の壁の裏には、ブライトリングの歴史を伝えるムービーの内容に合わせて壁面ショーケース内の小物がライトアップされるという隠れ家的なコーナーを展開。正直なところポップアップということで少し甘く見ていたのだが、決められたプレスプレビューの時間内では到底追いつかないほどの充実した内容は、またいつか、そしてできれば日本で実施してほしいと願うばかりである。