初代駅舎や「まつかぜ1号」など、JR福知山・舞鶴線120年の歩みを写真で 福知山鉄道館
JR福知山線、舞鶴線全線開業120周年を記念した特別写真展が、京都府福知山市、福知山城公園内の福知山鉄道館フクレル(森田成章館長)で開かれている。開業当時の福知山駅の風景、蒸気機関車からディーゼル機関車、電車へと移り変わる様子を撮った写真16点が並んでいる。12月23日まで。 全線開業120周年の記念企画として、福知山市がJR西日本、西日本鉄道OB会福知山支部の協力を得て実施している。 大阪と博多を結んだ特急列車「まつかぜ1号」や1990年に登場した北近畿タンゴ鉄道(現京都丹後鉄道)「KTR001形気動車」など往年の列車のほか、明治に建てられた初代福知山駅舎、数多くの列車の運行を支えた「福知山機関区」の写真が解説パネル付きで展示されていて、「鉄道のまち福知山」の歴史を今に伝えている。 28日に孫らと訪れていた72歳の男性は「高校生のとき、鉄道が好きで福知山駅までSLの写真を撮りに行っていたことを思い出し、とても懐かしい気持ちになりました」と目を細めていた。 フクレルの開館時間は午前9時から午後5時まで、火曜日休館。入館料は大人500円、小中学生250円。