大阪松井知事 IR法案徹底抗戦の野党に「時間の無駄遣い」
大阪松井知事 IR法案徹底抗戦の野党に「時間の無駄遣い」 THE PAGE
大阪府の松井一郎知事は19日午後、大阪府庁で定例記者会見を開いた。同日午後、カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案が参院内閣委員会で自民、公明両党が採決する方針という状況について報道陣から質問が相次ぎ、松井知事は「遅いくらいだと思ってます。今国会でほぼ可決成立されるでしょうから、今後は観光立国日本を目指す上で必要なツール。大阪府はこのツールを利用して、さらにお客様を増やしていきたいと思う」と述べた。
松井知事「何回も何回もいいかげん飽きた」
松井知事は「そもそも基本法ができても、1年半以上経過しているので、遅いくらいと思っています」と述べた。同法案をめぐり野党は徹底抗戦の構えをみせている。 報道陣からは「野党もいろんな策を考えてますがそれについて懸念は?」との質問が飛ぶと、松井知事は「時間の無駄遣いでしょう。何回も何回もいいかげん飽きたというか、絶えず自分たちの選挙目当ての日程を妨害することのみに徹している」と厳しく批判した。
「県と市が一致しない不幸な例をIRでさらしてる」
IR誘致については、愛知県名古屋市の河村たかし市長が17日の会見で誘致を検討する意向を明らかにしている。愛知県も中部国際空港のある同県常滑市での整備を検討しており、報道陣からはその件についても質問があった。 松井知事は「切磋琢磨ですけど、大村(秀章)知事と別々で立候補して現実的に『どうなの?』と思いますが、県と市が一致しない不幸な例をIRでさらしてるなと思います」と述べた。
「外貨獲得考えれば国外の方にもっと来ていただけたら」
このほか「大阪府の試算では、客の7~8割、大半が日本人という想定があるが?」との質問もあり、松井知事は「外国のお客さんにも来てほしいですけど、なにも『カジノに来て』というわけじゃなくて、エンタテイメント目的に大勢のお客さんが来てくれたらそれでいい。要は『大人の社交場』としてゲーミングエリアもあるということですから」と話した。。 しかし「外貨獲得ということを考えれば、国内より国外の方にもっと来ていただけたらとは思いますけどね」とも述べていた。