【ボクシング】井上尚弥挑発どころじゃない？お騒がせカシメロ体重超過の失態 当日計量で実施へ
プロボクシング元世界3階級制覇王者で現WBO世界スーパーバンタム級6位のジョンリール・カシメロ（35＝フィリピン）が、体重超過の失態を犯した。 【写真】体重超過の失態を犯したカシメロ 13日のWBO世界バンタム級8位サウル・サンチェス（27＝米国）とのスーパーバンタム級10回戦（横浜武道館）を控え、12日午前には都内で前日計量に臨んだものの、1回目の計量で1キロオーバーの56・3キロでクリアできなかった。 2時間の猶予が与えられたが、2回目の計量も700グラムオーバー55・9キロでギブアップした。両陣営との話し合いの末、試合会場で当日計量し、128ポンド（約58・06キロ）をクリアすれば試合実施となる。昨年10月の元IBF世界同級王者小国以載（角海老宝石）戦以来、約1年ぶりのリングに向け、先月26日に来日して万全調整をしてきたはずだった。 カシメロはWBO世界バンタム級王者時代の20年4月、1度は決まりながらもコロナ禍で中止となった現4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥（31＝大橋）との対戦を要求し続けてきた。今回の体重超過は、井上戦実現に向けて水を差す形となった。
