土曜日は関東は広く雨 大雨の可能性も 月曜日は行楽日和に
2日(土)は広く雨で、沿岸部を中心に荒れた天気に。最新の情報に注意を。3日(日)は天気が回復へ。4日(月)以降は広く晴れるが、強い寒気が流れ込み、標高の高い所では雪の可能性も。
2日(土)から3日(日)にかけて大雨に注意を
31日(木)は、本州付近は移動性の高気圧に覆われて、関東はスッキリと晴れ渡るでしょう。日中は風も穏やかで、何をするにも快適な陽気になりそうです。ただ、日が沈むと気温が一気に下がり、冷えてきます。一日の気温の変化が大きくなりますので、ハロウィンで仮装を楽しまれる方は、特にご注意下さい。 11月1日(金)から2日(土)にかけて、高気圧の中心は次第に日本付近から離れるでしょう。西から前線や、台風21号から変わる低気圧が関東付近に近づいてくる見通しです。1日(金)は、午前中を中心に多くの所で日が差すものの、午後は段々と雲が目立ってくるでしょう。夜になると所々で雨が降り出しますので、帰宅が遅くなる方は雨具をお持ち下さい。2日(土)は、雨が断続的に降りそうです。沿岸部を中心に雨風ともに強まり、大雨になる恐れもあります。交通機関への影響も考えられますので、最新の情報にご注意下さい。 3日(日)は、前線や低気圧は次第に日本付近から離れますが、昼頃まで雨の残る所がありそうです。
大雨が発生 とるべき対応は
実際に大雨が発生したら、適切な対応ができるよう、事前に確認しておくことが大切です。安全を確保するために以下の点に注意してください。 ①河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。 ②運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。 ③山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。 ④地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。
4日(月)以降は関東は広く晴れるが、5日(火)頃は初冠雪の可能性
4日(月)から5日(火)は、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置になるでしょう。 関東地方は晴れて、平野部を中心にカラッとした陽気になりそうです。4日(月)は、行楽日和になるでしょう。山沿いでは紅葉が見頃を迎えている所もあり、紅葉狩りも楽しめそうです。ただ、段々と北よりの冷たい風が強まり、体感温度をグッと下げそうです。お出かけの際は、防風性に優れたアウターやインナーを利用するなど、対策が必要になるでしょう。 また、強い寒気の影響で、山や標高の高い所では、一時的に雪が降ることもありそうです。初冠雪の便りが届くかもしれません。
日本気象協会 本社 福田 浩昭