正月の初詣、参拝客多い8寺社 由来や、訪れる際の注意点は?
お正月と言えば初詣。明治神宮や浅草寺といった有名どころの神社や寺は、混雑するのが常です。では、最も多く人を集める初詣スポットにはどれだけの人が訪れるのでしょうか。また、それぞれのスポットは何に由来する場所なのでしょうか?
初詣参拝者の人数は、2009年までは警察庁がまとめて発表していました。今回は当時の統計を元に、2020年の三が日も参拝客が多いとみられる8つの神社・寺を選び、参拝者数の予想やピークの日時、注意点などを聞きました。
明治神宮(東京都渋谷区)
明治神宮は、明治天皇と昭憲皇太后(明治天皇の皇后)をまつる神社です。外苑には明治神宮野球場や、昭和天皇の弟の名を冠した秩父宮ラグビー場などがあります。2020年は11月1日に創建100周年を迎える節目の年です。 公式HPには「初詣は例年日本一の参拝者数を集める神社としても知られます」と記載されており、2019年の初詣参拝者数は約312万人に上ったそうです。取材に対しても、「2020年も300万人以上の参拝を見込んでいる」と言います。 明治神宮は日の出と共に開門し、日の入りに合わせて閉門するため、月によって門の開閉時間が異なります。1月は午前6時40分に開門し、午後4時20分に閉門しますが、大晦日(12月31日)だけは夜を通して参拝できるとのことです。
川崎大師平間寺(神奈川県川崎市)
川崎大師平間寺(通称:川崎大師)は、「厄除け大師」として有名です。創建されたのは、今から約890年前の1128(大治3)年。本尊は真言宗の開祖である空海上人(弘法大師)像です。 寺によると、2019年の初詣参拝者数は約310万人でした。2020年からは新しい朱印に変更されるため、寺ではそれを目当てに参拝者が増える可能性があると予想しています。
また、周辺道路は2019年12月31日午後10時から2020年1月1日午後7時まで、1月2日、3日の午前10時から午後7時まで車両通行止めになるため、車で向かう方は事前に確認した方が良さそうです。寺は公共交通機関の利用を呼びかけています。