正月の初詣、参拝客多い8寺社 由来や、訪れる際の注意点は?
熱田神宮(愛知県名古屋市)
熱田(あつた)神宮は、三種の神器の1つ・草薙の剣をご神体としています。戦国時代、織田信長が今川義元との合戦前に戦勝を祈願したことでも知られています。
2019年の初詣参拝者数は約230万人とのことです。2020年は令和最初の初詣となることから、熱田神宮では「従来よりも参拝者数が増える」と予想しています。境内の駐車場についても第一~第三駐車場、西門、東門、南門それぞれが年末から1月6日ごろまで閉鎖される予定です。神宮は、公共交通機関の利用を呼び掛けています。
武蔵一宮氷川神社(埼玉県さいたま市)
武蔵一宮氷川神社は、2400年以上の歴史を持つとされ、大宮の地名の由来ともなったそうです。横浜の山下公園に係留されている氷川丸の船名もこの神社が由来です。
神社によると、2019年の初詣参拝者数は約220万人とのことです。初詣のピークは例年、1月1日の午前10時から午後2時ごろ。最寄り駅のJR大宮駅からは通常なら徒歩で片道15分程度ですが、初詣シーズンには、「駅から神社へ行き、初詣を終えて駅に戻るまでに3時間かかった人もいる」そうです。広報担当者は「初詣には暖かい格好でお越しください」と話していました。
太宰府天満宮(福岡県太宰府市)
太宰府天満宮は、学問の神様・菅原道真がまつられています。2019年には、新元号の令和誕生の舞台となった宴会「梅花の宴」が催された地としても有名になりました。
2019年の初詣には約223万人が訪れたそうです。担当者によると、内訳は、「1月1日が最も多く約86万人、次いで2日が約77万人、3日は約60万人」でした。新元号ゆかりの地とあって、2020年の正月三が日は例年よりも混雑が予想されるため、従来は楼門内で行っていた朱印の授与を、楼門の外に新たに設けた授与所で行うとのことです。 (取材・文:具志堅浩二)