惜しくも敗れた素根（右）。写真：AP/アフロ

　パリ五輪柔道女子78キロ超級の試合が現地８月２日に行なわれ、東京五輪に続き連覇が期待されていた日本代表の素根輝だったが準々決勝で敗れ、敗者復活戦に進むことになっていたものの、棄権すると発表された。 【画像】パリ五輪に挑む女子柔道日本代表選手７名を一挙紹介！ 　１回戦、２回戦と自分より20キロ以上重量のある選手と戦い勝利を収めてきた素根。準々決勝では前回東京五輪で勝利していたカイラ・オズデミル（トルコ）と対戦し、延長１分30秒が経過したところでオズデミルの抑え込まれ敗れた。 　敗戦直後には東京五輪後に手術をした左膝を気にし、退場の際にはコーチの手を借り左脚を引きずりながら畳を降りる姿も見られていた。ミリツァ・ザビッチ（セルビア）との敗者復活戦が決まっていたが、このほど五輪公式サイトで素根のDNS（棄権）が発表された。 　試合後に脚を引きずる素根の姿にファンの間でも心配の声が上がっていた。今回の発表後も、 「めちゃくちゃ痛そうだったもんな...」 「メダルなしは残念だけどお大事に」 「団体戦やばくない？」 「かっこよかったよ！お疲れ様！」 という声が上がった。 　ファンからのコメントでもあった通り78キロ超級として男女混合団体戦にも出場が有力視されていた素根。翌日の団体戦への出場ができないとなると日本チームにとって大打撃であることは間違いないだろう。 構成●THE DIGEST編集部