iDeCoで資産残高1400万円に達した投資家にインタビュー!初心者は「はじめの1年目」は何をすべきか
ご参考
iDeCoとは、どのような制度なのか、ここで簡単にご説明します。 ●iDeCoとは iDeCoとは個人型確定拠出年金のことを差します。公的年金(国民年金・厚生年金)とは別に、給付を受けられる私的年金制度の一つです。 企業型確定拠出年金と異なり、加入は任意で、加入の申込、掛金の拠出、掛金の運用の全てをご自身で行います。 掛金とその運用益との合計額をもとに給付を受け取ることができますが、60歳になるまで、原則として資産を引き出すことはできません。 ●iDeCoの3つの税制優遇 iDeCoには、運用をお得にする3つの税制優遇が用意されています。 1. 掛金が全額所得控除 iDeCoの掛金は、所得控除の対象となります。たとえば、毎月の掛金が1万円の場合、所得税(10%)・住民税(10%)とすると、年間2.4万円の税負担が軽減されます。 2. 運用益が非課税で再投資 通常、金融商品を運用すると、運用益に課税されますが、iDeCoなら非課税で運用益が再投資されます。 3. 受け取る時も控除が適用 iDeCoで積み立てた資産は、年金として受け取るか、一時金として受け取るかを選択可能です。 年金として受け取る場合は「公的年金等控除」が適用され、一時金の場合は「退職所得控除」の対象となり、受け取り時にも大きな節税効果が期待できます。 iDeCoの税制優遇は、節税しながら資産形成を進めるのに非常に役立ちます。この機会に検討してみてはいかがでしょうか。
参考資料
・企業年金連合会「自動移換」 ・企業年金連合会「スイッチング」 ・厚生労働省「iDeCoの概要」 ・厚生労働省「iDeCoパンフレット」
三石 由佳