「クボと交換したユニフォームを今も大切にしている」“バルサの心臓”デヨングが語った…久保建英23歳を絶賛「日本代表にも驚いたよ」
「マンチェスター・シティの試合をよく見る」
自由にやるのが好きだとデヨングは言う。 たしかに、動きを禁じられたデヨングは最大の持ち味を失うだろう。デヨングはバルサの中盤でも希少な、単独で相手を剥がし前へ進む推進力を持っている。彼が個でかせぐ数メートル。それはかつてほど中盤で相手を圧倒できないバルサにおいて欠かせない要素だ。 デヨングは詰まったエリアでもキープからの反転と3歩目までの速さで、するすると抜け局面をあっさり打開する。もちろん、やりすぎない戦術的道徳もしっかり兼ね備えている。 どんなスタイルのチームも、どんな哲学を持つ監督も欲しがる存在だろう。 アヤックスでいきいきとプレーし、カンプ・ノウでバルサイズムを学んだデヨングは、時代によって求められるものの変化も肌で感じている。 「バルサにとってミッドフィルダーはどんな時代も重要な存在だった。ここではテクニカルな部分は大前提として、高い戦術理解も求められる。時代の変化とともに、ミッドフィルダーの役割も変わりつつある。サッカーが進化しているからそれも当然のことだ。現代ではパスを繋ぐだけじゃなく、攻守が切り替わるタイミングでのスピードも必要とされる。求められるのは万能性で、攻撃だけでもだめだし、守備も求められる。僕がいまのバルサのベースでやっている仕事のようにね。世界には優れたミッドフィルダーが多くいる。ここ数年でもベリンガムにマクアリスター、その他にも多くの選手が躍動した。僕も多くを学んでいきたい」 他チームや選手にも自然と目が行くという。アヤックス時代に憧れたグアルディオラ率いるマンチェスター・シティの試合を見ることも多い。 「シティはもう何年も高度なサッカーをみせている。世界のトップにいるクラブのひとつだ。ペップ・グアルディオラはいつだって何か新しいことを見つけて、革新的なことをしかけてくる。昔からそうだったし、もはや誰もが知っていることだ。CLで優勝したシーズンはセンターバックを多用し中盤にストーンズを起用したり、これまでとは違うやり方でCLを勝ち取った。あれだけの数のセンターバックを同時起用するのは、バルサではなかなか難しいだろうけれど」 「いまのバルサは、昔ほど「バルサらしい」チームではないかもしれない。より失点しないチームだ。2季前に優勝できた最大の理由も失点が少なかったからだと思う。守備陣や僕だけじゃなく、いまのバルサは前線の選手もそう考えることができている。守備の安定は鍵になるし、ハードワークと守備がバルサには必要だ」
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