韓国の尹錫悦大統領弾劾訴追案が事実上否決の見通し 与党議員の大半が採決前に議場から一斉退場
韓国の国会は7日午後、尹錫悦大統領の弾劾訴追案を採決する本会議を開きましたが、韓国メディアは与党議員の大半が退席していて事実上否決となる見通しだと伝えています。 大統領の弾劾訴追案は在籍議員の3分の2(200人)以上が賛成すれば可決となります。 しかし、複数の韓国メディアによりますと108議席を持つ与党「国民の力」の議員の大半が弾劾訴追案の採決を前に議場から一斉に退場したことから事実上否決となる見通しだと伝えています。 尹大統領は12月3日、野党側が「国会をまひさせている」として、国家の非常事態に市民活動などを軍の統制下に置ける「非常戒厳」を宣言しましたが、国会の解除要求決議案の可決により約6時間後に解除されました。 尹大統領は採決を控えた7日午前談話を発表し、「非常戒厳」を宣言したことについて国民に謝罪し、自身の任期については「わが党に一任する」と述べています。
フジテレビ,国際取材部