再生回数1000万回超え! YouTubeショートでバズりまくりのフォーク曲げパフォーマー・後藤凌「"大道芸業界の宮野真守さん"を目指して、パフォーマーの道を切り拓いていきたい」
後藤 左手では遠隔スイッチでBGMもコントロールしています。われながら、超マルチタスクです。14年間このスタイルで頑張ってきたから慣れてはいるけど、終演後はドッと脳みそに疲れが来ますね。糖分を欲してしまいます(笑)。 ――では、今後の目標は何かありますか? 後藤 具体的に言えば、この勢いでYouTubeの登録者数を伸ばしたいです。名古屋と東京のみならず、YouTubeを通して、全国の方々にぼくの存在を知ってもらえるようになりたい。 そういえば、よく声優の宮野真守さんに雰囲気が似ていると言われるんです。声優さんとしての実力はもちろん、親しみやすく面白いキャラクター、カッコいいビジュアル。まさにエンターテインメントな宮野さんに、ぼく自身とても憧れがあります。そして大道芸人の中でも1番知名度のあるパフォーマーを目指して道を切り拓いていきたい、とも思います。 ――大きく出ましたね。でも、後藤さんなら夢じゃないのかも。 後藤 ただ、大道芸にも色々と課題がありまして。まず、年々平均気温が上がっていること。夏は汗で手先が滑るし、逆に冬はフォークが冷たく固くなって指を切ってしまう。観ているお客さんの体調も心配です。本当は秋頃が大道芸のベストシーズンなのですが、最近はあっという間に寒くなってしまいますからね。大道芸仲間とよく「そろそろ外、キツいですよね?」なんて話をしています。 また、最近は現金を持たない方も多いじゃないですか。最近はPayPayのQRコードをデカくプリントして担いでいる芸人さんもいらっしゃいますけど、ぼくはなるべく気持ちを交わしやすいという意味でも手渡しで受け取りたくて。とはいえ、先日"誰も財布を持っていない現場"もありましたから、キャッシュレス対応していかねば......と思っています。 ――ちなみに、イベントがない日はどんなふうに過ごされているんですか? 後藤 平日は、子どもたちが学校へ行くのを見送って、動画編集にメールチェック、最近はスタジオを借りて新しいショーの練習をすることが多いですね。 ――お、お忙しい......! オフの日はないんですか? 後藤 自分次第ですね。普通に妻と買い物に出かける日もありますよ。仕事と趣味が混同しているので、完璧なオフの日は少ないのかもしれないけど、充実している証拠だと思っています。あっ、それでいうとぼく、ディズニーが大好きですね。 ――ディズニーランド、ですか? 後藤 作品を見るのも、ランドやシーに行くのも好きです。家族とはもちろん、一人でふらっと出かけることも。特に好きなのは「タートル・トーク」。映画『ファインディング・ニモ』に出てくるウミガメのクラッシュとアドリブで会話ができる、ゲスト参加型のアトラクションです。ぼく自身も楽しいし、やっぱり勉強になります。って、結局大道芸の話になっちゃいますね(笑)。 ●後藤凌(ごとう・りょう) 1992年10月29日生まれ 愛知県名古屋市出身 ○名古屋市&東京都公認パフォーマーとして、大道芸を中心に活動中。2021年『それって!?実際どうなの課』(日本テレビ)にフォーク曲げの達人として出演し、女優・森川葵にレクチャー。ほか『ポケモンとどこいく!?』『王様のブランチ』などメディア出演も多数。話題の大道芸に足を運びたい方は、公式HP()にてスケジュールをチェック! 公式X【@GotoRyo49】 公式Instagram【@49ryo49】 公式YouTube【@ryo8456】 取材・文/とり 撮影/TOYO