「見栄の張り合いでみんな貧しくなる」大企業のエリート社員になっても“お金持ちにはなれない”「たった1つの理由」
高収入でなくても億万長者になれる
高収入の大手企業管理職が貧乏だと聞いて、「じゃあそんなに稼いでいない俺は、いったいどうなるの?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。しかし、心配は要りません。 トマス・スタンリーらは、アメリカの富裕層を調査し、『となりの億万長者』という書籍を著しています。アメリカの富裕層というと、イーロン・マスクのような天才起業家を思い浮かべますが、同書によると、富裕層の大半は特別な才能を持っておらず、普通の職業に従事しています。 となりの億万長者は、普通の職業なので、収入はそんなに多くありません。しかし、無駄な支出を減らして収入の範囲で質素倹約な生活をし、着実に資産運用をして、長い歳月をかけて富を築いています。資産運用も大切ですが、まずは質素倹約な生活です。 さらに付け加えておきたいのは、大きく差が付きやすい高額支出、具体的には住宅・教育・自家用車です。本気で財産を築きたいなら、以下3点を真剣に考えてみてはどうでしょう。 ①できるだけ社宅にしがみつく。勤務先に社宅がないなら、公営住宅に入る ②子供を公立学校に通わせる。できれば大学まで、少なくとも高校まで ③自家用車を購入せず、公共交通機関かカーシェアで済ます 大手企業管理職が貧乏だと聞いて、「ざまあみろ!」でも「じゃあ俺は絶望的…」でもなく、「よし着実に財産形成をするぞ!」と思っていただければ幸いです。
日沖 健